今週は、ほぼ横ばいの相場展開だった。 週間では約17円の下落となり、週足では3週連続で陰線を形成

今週は、ほぼ横ばいの相場展開だった。
週間では約17円の下落となり、週足では3週連続で陰線を形成した。日経平均の動きが鈍かった一方で、ジャスダック平均や東証2部指数は年初来高値を更新した。
 
来週(28日~9月1日)の東京株式市場は、今週同様に方向感に乏しい地合いが続くと予想する。
来週米国では、雇用統計以外にも、4-6月期GDP改定値や、CB消費者信頼感指数、シカゴ購買部協会景気指数など注目度の高い指標の発表が多いが、材料が多いぶん、ドル円もトレンドが出づらい。
ただ、米国の政権運営の先行き不透明感や、北朝鮮を巡る地政学リスク懸念など、外部環境の上値圧迫要因は継続するものの、バリュエーション面での割安感や企業業績の好調さを支えし、リバウンドの兆しもあるだろう。
日経平均株価の想定レンジは1万9300~1万9800円とする。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
 
20078.80  ボリンジャー:+1σ(26週)
20046.99  ボリンジャー:+1σ(25日)
20032.75  均衡表雲上限(日足)
19924.04  13週移動平均線
19904.26  75日移動平均線
19883.92  均衡表雲下限(日足)
19809.26  均衡表転換線(週足)
19792.96  25日移動平均線
19764.16  均衡表基準線(日足)
19697.93  ボリンジャー:-1σ(13週)
19588.02  均衡表転換線(日足)
19584.79  26週移動平均線
19538.93  ボリンジャー:-1σ(25日)
19471.81  ボリンジャー:-2σ(13週)
19470.41  新値三本足陽転値
 
19452.61  ★日経平均株価25日終値
 
19414.73  6日移動平均線
19297.44  200日移動平均線
19284.90  ボリンジャー:-2σ(25日)
19271.40  均衡表基準線(週足)
19245.69  ボリンジャー:-3σ(13週)
19090.79  ボリンジャー:-1σ(26週)
19030.87  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
調整トレンドの中ではあるが、5日線を突破している。ボリンジャーバンドでは、-1σと-2σとのレンジ推移が続いており、本日は-1σ寄りに。
ただ、依然としてバンドが拡大傾向の中で下降している状況であり、-1σと-2σのバンドに沿った調整トレンドが継続している。
 
一目均衡表では転換線に上値を抑えられている。
週間形状では26週線を割り込んでおり、一目均衡表では基準線での攻防となっている。
この水準で下げ止まれないと遅行スパンは陰転シグナルを発生させてくる。
週足のパラボリックについても陰転シグナルを発生させていることもあり、踏ん張り処であろう。こう着としても調整トレンドが長期化するリスクはある。

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