[概況]
先週10日(木)に110円を付けたドルは其の後発表された4月消費者物価指数の予想を下回る結果に売られ、週末の11日には109.145円まで下落した。
しかし其の後発表された5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の予想を上回る結果に買い戻されてドルは109円を維持すると、最後は前日比-9銭の109.320円と小幅安で引けた。消費者物価指数は予想を下回ったが、FRBの利上げ姿勢に変化を与える程ではなく、ドルは再度110円をトライする可能性があると考えている。
今週の米経済指標は15日(火)4月小売売上高、5月NY連銀製造業景気指数、3月対米証券投資、16日(水)MBA住宅ローン申請件数、4月住宅着工・許可件数、4月鉱工業生産・設備稼働率、17日(木)新規失業保険申請件数、5月フィラデルフィア連銀景況指数、4月景気先行指数などが発表予定となっており、ドルは押し目買いで良いのではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
