[概況]
15日の東京外国為替市場は、各通貨とも限定的な値動きだった。この日は、中国の4月小売売上高と4月鉱工業生産が発表されたが、強弱混合の結果だったため、ポジションを積極的に傾けづらかったのだろう。詳しくは、鉱工業生産が3.9%と予想(1.5%)を上回ったが、小売売上高が-7.5%と予想(-6.0%)を下回ってしまった。
現在、米ドル円は107.20円台、ユーロ円は115.80円台、豪ドル円は69.20円台を推移している。
さて、この後の欧米時間では、米国の4月小売売上高、4月鉱工業生産、5月ミシガン大消費者信頼感指数といった注目度の高い指標が控えている。残念ながら、予想はどれも目を覆いたくなるような数値だが、問題は結果が予想と比べてどうかである。仮に良い方向に乖離していた場合は、為替市場でリスク選好姿勢の動きが強まりそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
