[概況]
109円前半で揉み合いが続いていたドルはNY株式市場が反落して始まり、続いて発表された12月中古住宅販売件数も予想を下回ると一段安となってそれまでの安値を下抜いた。
其の後一旦は反発したが株価の下げ幅拡大にドルも戻りを売られて再び値を下げ、終盤に米政府が中国との準備会合をキャンセルしたとの報道が流れ、米中貿易摩擦に対する警戒感が高まって株価は下げ幅を拡げ、ドルも売られて当日安値109.140円まで急落した。
其の後クドロー国家経済会議委員長が其の報道を否定した事から株価は下げ幅を縮小し、ドルも買い戻されて109.450円まで反発し、最後は前日比-33銭の109.345円と109円前半に落ちて引けた。
株価下落によるリスク回避の円買いにドル以外の主要通貨も売られたが、英12月雇用統計の良好な結果や11月失業率の低下などにポンドは買われ、+33銭高で引けた。ドルは109円前半に落ち、110円は出直しという感じとなったが、下値は買われ易いと見られる。
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