[概況]
NY市場に入り発表された3月建設支出と4月ISM製造業景況指数は共に予想を下回ったがドル安は小幅にとどまった。
NY株式市場はファイザーの決算や予想を下回る経済指標の結果を受けて続落して始まり、ダウが中盤に-354.96ドルまで下げ幅を拡げるとドルも売られたが下値は109.500円にとどまり、109円半ばを維持した。
其の後は株価の下げ幅縮小や米国債利回りの上昇にドルも買い戻されて再び値上がりし、終了近くには当日高値109.900円まで上昇して、最後も前日比+55.5銭高の109.870円と109円台後半に乗せて引けた。
またユーロは対ドルで売られた為に対円でも値下がりし(-25銭)、英経済指標の予想を下回る結果にポンドは150円を割り込む下げ(-87銭)となった。予想を下回る米経済指標やNYダウの続落にも拘わらずドルは上値を伸ばすなど先高期待の強さが感じられ、110円が視野に入って来た様だ。
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