不安定な相場展開継続か

17日の日経平均株価は小幅ながらも5日ぶりに反発。
終値は前日比9円高の1万7011円だった。前日の米国株は記録的な下げ相場となったが、その影響を受けたのは朝方だけで(それでも600円安)、10時以降は年金買いや日銀のETF買いの思惑でプラス圏へと浮上した。日経平均は直近4日間だけで3000円近くも下げており自律反発しやすい状況でもあった。
 
 
明日18日の日経平均株価は、不安定な相場展開継続か。
新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の減速懸念は強く、今後の感染状況や経済指標の結果次第では、一段安への警戒感がくすぶる。
個別を見ると17日で底を打ったかもと思わせるものがいくつかある一方、指数はいまだに底値圏。このアンバランスがどちらの方に修正されるのか、日本株は重要な局面を迎えている。全体相場の落ち着きを待ちながら、半信半疑で恐る恐る資金を入れていくというスタンスでよいと思われる。
 
 
■テクニカル・ポイント(17日現在)
 
20790.91  ボリンジャー:-1σ(26週)
20247.45  均衡表基準線(週足)
20243.53  均衡表転換線(週足)
20161.20  均衡表基準線(日足)
19901.10  ボリンジャー:-1σ(13週)
19416.06  新値三本足陽転値
19222.47  ボリンジャー:-1σ(25日)
18997.84  ボリンジャー:-2σ(26週)
18889.41  均衡表転換線(日足)
18214.57  6日移動平均線
17520.95  ボリンジャー:-2σ(13週)
17204.76  ボリンジャー:-3σ(26週)
17054.50  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
17011.53  ★日経平均株価17日終値
 
15140.81  ボリンジャー:-3σ(13週)
14886.54  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
 
ローソク足は陽線を引いたが、終値が5日線下にとどまったほか、25日線や一目均衡表の転換線と基準線が下向きのため、大勢では下落トレンド継続が予想される。本日ザラ場高値と安値の差は1178.10円と大きかった。
ボリンジャーバンド(25日ベース)の1σ分の値幅は2145.01円(昨日1993.78円)と発散が続いており、明日も日中の値幅が0.5σ(1072.51円)を超えるボラティリティの高い相場となる可能性があるだろう。
 
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次