不安定な相場展開か

 
21日の日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反発し、2万6246円(前日比475円高)引けとなった。20日の米国株式市場は休場ながら、同日の欧州株式が上昇。
日本時間21日の時間外取引での米株価指数先物の上昇が後押しし、上げ幅は一時640円を超えた。ただ、買い一巡後は戻り売りに伸び悩み商状となった。
市場では、「夜間取引で米株先物が上昇し、それを織り込みにいったが、今晩のNY株がさらに上で返ってこないと日本株は一段上に行きづらい」との声が聞かれた。
 
22日の日経平均株価は、不安定な相場展開か。
休場明け21日の米国株式や、その後の時間外取引での米株価指数先物の動向をにらんで神経質となり、足元のボラティリティー(価格変動性)の高まりから、値動きの荒い展開も予想される。国内では、22日に参院選の公示日(7月10日投開票)を迎え、選挙戦が本格スタートする。これに絡み政策関連銘柄への物色も期待されるが、世界的な景気後退懸念がくすぶるなか、腰の据わった買いは期待しにくいだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
 
27904.17  200日移動平均線
27705.50  ボリンジャー:+1σ(25日)
27498.63  ボリンジャー:+1σ(13週)
27113.06  26週移動平均線
27034.95  均衡表基準線(週足)
27026.79  25日移動平均線
26957.32  13週移動平均線
26954.99  均衡表転換線(週足)
26954.99  均衡表転換線(日足)
26954.99  均衡表基準線(日足)
26832.62  75日移動平均線
26629.86  新値三本足陽転値
26510.28  均衡表雲上限(日足)
26507.36  均衡表雲下限(日足)
26416.02  ボリンジャー:-1σ(13週)
26348.08  ボリンジャー:-1σ(25日)
26298.83  ボリンジャー:-1σ(26週)
 
26246.31  ★日経平均株価21日終値
 
26227.96  6日移動平均線
25874.71  ボリンジャー:-2σ(13週)
25669.37  ボリンジャー:-2σ(25日)
25484.60  ボリンジャー:-2σ(26週)
25333.40  ボリンジャー:-3σ(13週)
24990.66  ボリンジャー:-3σ(25日)
24670.37  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
ローソク足は中陽線を描き、終値は5日移動平均線を上回って下げ一服を示唆した。一目均衡表では本日が変化日に当たり、反転局面入りが期待される。明日22日に本日終値比79.85円高の26326.16円で引ければ5日線が上向きに転換し、短期的な下値不安の後退につながりそうだ。一方、25日線や13週線が下降を続けており、本日の反発は自律反発の域を出ない。ローソク足の上ヒゲが172.53円とやや長かったこともあり、引き続き下落リスクにも警戒が必要とみられる。
 

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