不安定な展開か。

30日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万3000円-3万3400円を想定。(29日終値3万3234円14銭)
米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇し、ナスダックが下落。ダウ平均は269ドル高の34122ドルで取引を終えた。ナスダックの下落は日本株の上値を抑える材料となるだろう。

きのう29日の日経平均株価は続伸したものの、買い一巡後は上値を抑えられる格好だったことや、四半期末、月末、週末が重なるほか、ETF(上場投資信託)による分配金ねん出のための売りも警戒されていることから、積極的な買いも期待しにくく、様子見姿勢が強まることが想定される。

為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(29日は144円31-33銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同157円52-56銭)とやや円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比変わらずの3万3180円だった。

【好材料銘柄】

■クロスキャット<2307>
「CC-BizMate」のクラウド勤怠管理システムとAIを活用した音声感情解析の2つのソリューションがIT導入補助金2023の対象ツールに認定。

■メディカルネット<3645>
前期経常を33%上方修正。

■エーアイ<4388>
東芝デジタルソリューションズとエイベックス<7860>の合弁会社で音声合成クラウドサービスを展開するコエステの全株式を取得し子会社化する。取得価格は1.4億円。

■ティムス<4891>
微生物化学研究会と化合物探索に関する共同研究契約を締結。また、東証が30日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。

■フィードフォースグループ<7068>
今期経常は33%増で6期連続最高益更新へ。

■ヘッドウォータース<4011>
米エヌビディア<NVDA>のAIスタートアップ支援プログラム「NVIDIAInception」のパートナー企業に認定。

■ダイハツディーゼル<6023>
今期最終を一転5%増益に上方修正。

■高島屋<8233>
上期経常を16%上方修正、通期も増額。

■フューチャーリンクネットワーク<9241>
地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の顧客を対象に、エフェクチュアル社の定額制リピート集客支援サービス「LP放題」を提供開始。

【主な経済指標・スケジュール】

30(金)
【国内】
5月失業率(8:30)
5月有効求人倍率(8:30)
6月都区部消費者物価指数(8:30)
5月鉱工業生産(8:50)
5月住宅着工統計(14:00)
《決算発表》
クスリのアオキ、ダイセキ、DCM、アダストリア、平和堂、ケーヨー、マルマエ、スターマイカHD、三陽商、ダイセキソリュ、ピックルスHD

【海外】
中国6月製造業PMI(10:00)
米5月個人所得・個人消費支出(21:30)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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