不安定な値動き

20日の日経平均株価は、不安定な値動きが続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万7800円-2万8100円。
NYダウ平均は164ドル安の33896ドルで取引を終えた。暗号資産の急落がリスクオフムードを高め、序盤には600ドル近く下落する場面もあった。そこから大きく下げ幅を縮めたが、FOMC議事要旨では近い将来の量的緩和縮小も議論されたことが判明したこともあり、終日軟調に推移した。米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。
米国株も値動きが不安定となっており、引き続き警戒ムードの強い地合いが続くと予想する。手がかり材料難のなか、時間外取引での米株価指数先物や台湾加権指数などの動きに対し、神経質な展開が見込まれる。値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(19日は109円07-08銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の後半(同133円29-33銭)とやや円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比35円安の2万7935円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■東北新社 <2329>
前期経常を2.2倍上方修正。
 
■キューブシステム <2335>
発行済み株式数の5.1%にあたる77万9840株の自社株を消却する。消却予定日は5月31日。
 
■Fringe81 <6550>
Sansan <4443> と資本業務提携契約を再締結。Sansanと日本政策投資銀行を割当先とする計3800株のA種優先株式を発行する。発行価格は100万円。
 
■岩崎電気 <6924>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.35%にあたる33万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月20日から22年3月31日まで。
 
■そーせいグループ <4565>
米ファイザーとの複数のターゲットを対象とした研究開発提携によって見い出された3番目の新薬開発候補品(拒食症におけるMC4受容体拮抗薬)の臨床試験が開始。これに伴い、約5.4億円のマイルストーンを受領。
 
■シンバイオ製薬 <4582>
中外製薬 <4519> が再発又は難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を対象としたポラツズマブ ベドチンの薬価収載を発表。ベンダムスチン、リツキシマブ(BR療法)とポラツズマブ ベドチンの併用療法に「トレアキシン」の使用が可能となった。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
20(木)
【国内】
4月貿易収支(8:50)
3月機械受注(8:50)
4月首都圏マンション発売(13:00)
《決算発表》
東京海上、MS&AD、SOMPOHD、東北新社、FRONTEO
 
【海外】
米5月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
米20年国債入札
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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