下落は限定的か、米ドル円

[概況]

27日の東京外国為替市場は、米ドル円が下落した。きっかけは、日銀の金融政策決定会合だろう。本日、日銀は国債の買い入れ額の上限撤廃と社債やCP(コマーシャルペーパー)の買い入れ増額などの追加緩和を決定。しかし、事前予想と同じ結果であったため失望感が広がり、それが米ドル円の売りを誘ったのだろう。米ドル円の動きを見ると、序盤は買いが優勢で高値107.625円まで上昇。

しかし、日銀の結果が伝わると安値107.120円まで下落する展開である。さて、この後の米ドル円は、次第に下げ渋る動きになると予想する。

なぜなら、週中のFOMCという大きなイベントに向け、様子見ムードが広がりそうだからだ。というわけで、米ドル円は直近の安値である106.915円付近では底堅い動きとなりそうだ

[提供:カネツFX証券株式会社]

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