下落は続くか、英ポンド円。

[概況]

 
19日の欧米為替市場は、英ポンド円が続落した。昨日は英金融政策委員会の結果を受けて買われる場面もあったが長続きせず、NY時間以降は大きく水準を崩す展開だった。安値は141.97円である。下落の理由は特段出ていないため、引き続き英国のEU離脱問題が嫌気されたのかもしれない。
 
さて、この後の英ポンド円は下落基調が続くと予想する。とうのも、昨日の英金融政策委員会は一部で予想されていた利下げを主張する委員の増加もなく、声明も「景気が回復すれば、緩やかな引き締めが必要」と、比較的英ポンド円が買われてもおかしくない内容であったが、にもかかわらずここまで大きく英ポンド円が水準を切り下げたということは、市場が捉えている離脱問題へのリスクは想像以上に大きいと考えるからだ。下値の目処としては、節目である140円を想定したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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