下落は継続か、地合い悪化のユーロ円。

[概況]

24日の東京外国為替市場は、全体的に動意に欠ける相場付きだった。それはジョンソン前外相の党首選勝利を受けた欧州通貨も同様で、ユーロ円は120円台の半ば、ポンド円は134円台の半ばを中心にして方向感に欠ける値動きだった。ところが、欧州時間に入るとこれら欧州通貨は売られる展開で、ユーロ円は一時120.200円、英ポンド円で一時134.25円まで下落する。
この動きの理由は、発表されたドイツとフランスの製造業PMIの予想を下回る結果だろう。これにより、欧州の景気減速懸念、ひいてはECBによる利下げ懸念が台頭し欧州通貨に売りが集まったというわけだ。
 
さて、ユーロ円は本日の下落で1/3の安値を下回り、年初来の安値を更新してしまった。そのため地合いは一段と悪化したと言えそうで、下落基調は継続すると思われる。この後の展開としては、大台120.00円で踏みとどまれるかに注目だ。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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