[概況]
27日の外国為替市場は、欧州時間に入り英ポンド円の下落が目立っている。
下落のきっかけは、サンダース英金融政策委員の発言だ。具体的には「ブレグジットの不透明感を背景に利下げが必要となる可能性がある」との発言である。
これにより、英中銀の利下げ観測が高まり、英ポンドの売りが強まったというわけだ。
値動きを見ると、東京時間は132円台半ばで小動きだったが、欧州時間序盤で上記の発言が伝わると急速に水準を切り下げ、安値を132.30円とした。
さて、この後の英ポンド円は一目均衡表の雲の上限が位置する132.20円近辺に注目したい。
仮に終値が同水準を下回って入れば地合いは悪化傾向にあると判断できそうで、その場合は一目均衡表雲の下限(130.00円伊近辺)までの下落を警戒したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
