下値模索の展開か

20日の日経平均株価は、下値模索の展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7100円-2万7400円。
NYダウ平均は725ドル安の3万3962ドルで取引を終えた。世界的に新型コロナウイルス変異株の感染が拡大していることを嫌気して全面安の展開。10年債利回りが急低下してリスクオフの様相が強まる中、下げ幅を900ドル超に広げる場面もあった。
ダウ平均は今年最大の下げ幅を記録しており、日本株も米株同様に全面安となるだろう。
手がかり材料に欠けることもあり、模様眺めムードが広がりそうだ。
日経平均株価は、すでに直近4営業日で1065円を超える下げとなっていることもあり、信用取引での追加保証金の請求を避けるための処分売りも警戒される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(19日は109円84-86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円38-42銭)と円高方向に振れている。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比335円安の2万7265円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■ザインエレクトロニクス <6769>
上期経常を一転黒字に上方修正。
 
■KOA <6999>
4-6月期経常利益を従来予想の11億円→20.1億円に82.9%上方修正。
 
■キヤノン <7751>
今期税引き前を41%上方修正。
 
■ワッツ <2735>
今期配当を7円増額修正。また、株主優待制度を変更。21年8月末を基準日とする株主優待は、200株以上を保有する株主を対象に、自社オンラインショップで利用可能な優待券を一律2200円分贈呈する。従来は100株以上保有者に自社商品詰め合わせ(1000円または2000円相当)を贈呈。
 
■マーチャント・バンカーズ <3121>
子会社ケンテンがショッピングサイト「KENTEN×lafan」でNFTを取り扱い開始。
 
■いい生活 <3796>
6月売上高は前年同月比9.4%増。
 
■トシン・グループ <2761>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.3%にあたる1万2000株(金額で7740万円)を上限に、7月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■アイル <3854>
複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」が、関通 <9326> の倉庫管理システム「クラウドトーマス」と完全自動連携を開始。
 
■Sansan <4443>
保有するウイングアーク1st <4432> 株式の一部売却に伴い、22年5月期第1四半期に売却益9.7億円を営業外収益または特別利益に計上する予定。
 
■オンコリスバイオファーマ <4588>
開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬「OBP-2011」について、治験薬製剤のGMP製造をスペラファーマに委託。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
20(火)
【国内】
6月全国消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
ディスコ、アルインコ
 
【海外】
米6月住宅着工件数(21:30)
《米決算発表》
ネットフリックス、トラベラーズ、ハリバートン、フィリップモリス、ユナイテッド・エアラインズ
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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