下値模索の展開か

 
26日の日経平均株価は反落後、下値模索の展開か。
日経平均株価は予想レンジの2万9500円-2万9800円。
米国株は大幅安。NYダウ平均は559ドル安の31402ドルで取引を終えた。米10年債利回りが一時1.6%台に乗せたことで、金利上昇への警戒が強まる展開。テスラやアップルなど大型のグロース株が大きく下げたほか、景気敏感株にも売りが出て全面安となった。
米国株安を受けて売り先行のスタートとなろう。日経平均も値幅を伴った下落が想定される。不安定な動きが続いた週末で、手仕舞い売りも加速しやすい。
直近の24日と25日は上下に大きく振れていることもあり、落ち着きどころ探る動きとなりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(25日終値は106円00-02銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円17-21銭)で推移する。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比570円安の2万9620円だった。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■ギグワークス <2375>
3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
 
■日本化学産業 <4094>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる30万株(金額で4億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月25日から5月24日まで。
 
■ジオスター <5282>
今期経常を27%上方修正、未定だった配当は0.5円増配。
 
■フォスター電機 <6794>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.19%にあたる50万株(金額で6億3750万円)を上限に、2月26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■メガチップス <6875>
今期最終を7.4倍上方修正・7期ぶり最高益更新へ。
 
■セキド <9878>
株主優待制度を拡充。保有株数「500株以上」の区分を新設し、韓国の化粧品ブランド「メディヒール商品クーポン」5万円分(年間)を贈呈する。
 
■CAICA <2315>
フィスコ <3807>との資本業務提携を強化。また、持ち分法適用関連会社であるZaif Holdingsの株式を取得し連結子会社化する。暗号資産ビジネスを強化。
 
■クシム <2345>
フィスコ <3807>との資本業務提携を強化。また、暗号資産分野の事業投資としてフィスココインを取得。
 
■キャンバス <4575>
東京大学との共同研究契約の内容を拡大する。新たに「東京大学医学部附属病院が提案または提供する開発候補化合物」が加わる。
 
■サンバイオ <4592>
前期最終を赤字縮小に上方修正。
 
■リプロセル <4978>
再生医療製品ステムカイマルの第2相臨床試験における被験者登録が完了。
 
■住友電気工業 <5802>
今期経常を17%上方修正。
 
■ネクスグループ <6634>
21年11月期にZaif Holdings株の売却益6億円、フィスコ <3807>株の売却益2400万円を特別利益に計上する。Zaif株の売却先はCAICA <2315>、フィスコ株はCAICAとクシム <2345>。また、CAICAが保有する同社株すべてを取得する。これによりCAICAの持ち分法適用会社から外れる。取得価額は5億8900万円。
 
■ブリッジインターナショナル <7039>
JBCCホールディングス <9889> 傘下で研修サービスを手掛けるアイ・ラーニングの全株式を取得し子会社化する。
 
■タカショー <7590>
前期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
26(金)
【国内】
1月都区部消費者物価指数(8:30)
1月商業動態統計(8:50)
1月鉱工業生産指数(8:50)
1月住宅着工統計(14:00)
2年国債入札
《決算発表》
東和フード、大和コン、はてな、キタック、新東京
 
【海外】
G20財務相・中央銀行総裁会議(ビデオ会議、~2/27)
米1月個人消費支出・個人所得(22:30)
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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