下値模索の展開か

6日の東京株式市場は、リスク回避姿勢から売り優勢の展開となろう。
5日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比1245円安の2万1405円。株価指数先物を中心に、同清算値にさや寄せする動きが先行するとみられる。
日経平均株価の予想レンジは、2万1300円-2万1700円を想定する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(5日終値109円90-91銭)と円高に振れていることも重しとして意識されそう。
売り一巡後も、先行き不透明感から買い手控えムードが強まることが予想され、下値模索が続きそうだ。
株安が続けば、米国には利上げペースを落とすという選択肢がある。ここから値幅を伴った下げが続いた場合には、3月の利上げが見送られるとの見方が強まりやすく、そのことは株安の歯止めになると考える。
 
 
【好材料銘柄】
■サンセイランディック <3277>
前期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
 
■日本冶金工業 <5480>
今期最終を一転58%増益に上方修正、未定だった配当は1.5円増配。
 
■ティラド <7236>
今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額。
 
■長瀬産業 <8012>
4-12月期(3Q累計)経常が74%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.7%にあたる90万株(金額で17億6040万円)を上限に、6日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■綜研化学 <4972>
今期経常を26%上方修正、配当も30円増額。
 
■新日本建物 <8893>
4-12月期(3Q累計)経常が3.2倍増益で着地・10-12月期も9.4倍増益。
 
■PR TIMES <3922>
2月28日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
6(火)
10年物価連動国債入札
《決算発表》
カカクコム、王子HD、三菱ケミHD、三菱重、三菱ガス、IHI、丸紅、コムシスHD、協エクシオ、アルフレッサHD、ニチレイ、JT、SUMCO、日本新薬、参天薬、古河電、ディスコ、横河電、シスメックス、トヨタ、ドンキホーテH、NTT都市、NTTデータ、東急不HD、セガサミーHD、日清食HD、住友化、スクエニHD
 
【海外】
米12月貿易収支(22:30)
米3年国債入札
《米決算発表》
ゼネラルモーターズ、エマソン・エレクトリック、ガートナー、タペストリー、S&P グローバル、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド、マイクロチップ・テクノロジー、ウォルト・ディズニー・カンパニー、ギリアド・サイエンシズ
休場:NZ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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