下げ幅縮小、米中摩擦への警戒感薄れ

【後場寄り付き概況】

6日後場の日経平均株価は前日比327円92銭安の2万392円37銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、21.35ポイント安の1484.53で始まった。
米中貿易摩擦への警戒感が前場より薄れ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下げ幅を縮小して寄り付いた。
 
日足チャート上では長めの下ひげを付けた格好だが、急ピッチの下落に対するスピード調整といったところで、底打ちとみるには時期尚早だろう。
急速に円高に傾いた為替相場の修正の動きは1ドル=106円台前半で一服。中国・上海株はやはり大幅続落しており、後場の日経平均は一段の戻りを期待しにくいだろう。
 
株価変動率(ボラティリティー)の高まりで株式の持ち高を減らす売りも出やすく、当面は不安定な相場展開が続くと考えておきたい。
日経平均の下値めどとして、節目の2万円やPBR1倍水準(5日時点でおよそ1万9920円)が意識されるだろう。
 
個別では、東エレク、太陽誘電、キーエンス、村田製、ファナック、アドバンテスが値を下げている。トヨタ、スズキは軟調で、三菱UFJ、三井住友、みずほFGは売られている。ソフトバンクG、任天堂、ソニーは下落し、ファーストリテ、ZOZOは弱含んでいる。
 
半面、武田、資生堂は買われ、SUBARUは上伸している。ソフトバンク、千葉銀は値を上げ、ニチレイ、日水は堅調となっている。
 
ランチバスケットは31件、421.95億円、 10億買い越し。

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