上昇続くか、米ドル円

[概況]

11日の欧米為替市場は、米ドルが買われる展開だった。米ドルが買われる材料は特段なく、また他市場もそれほどリスク選好が進んでいないため、新型コロナウイルスの感染拡大の第2波を警戒した有事の米ドル買いが活発になったのかもしれない。
 
米ドル円の値動きを見ると、欧米時間を通じ買いが入り続け、高値107.780円まで間断なく上昇した。終盤ではやや売られ、終値を107.630円とした。さて、米ドル円は昨夜の上昇で20日移動平均線(107.10円近辺)を突破することに成功し、地合いが徐々に回復している印象を受ける。
 
この後は、次の上値目標として想定される一目均衡表の雲の上限(107.60円近辺)を、明確に上抜けていけるかがポイントだろう。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次