上昇は一時的か、豪ドル円。

[概況]

24日の東京外国為替市場は、豪ドル円が堅調だった。きっかけは、ロウ豪中銀総裁の利下げ後退を滲ませる発言だ。詳しくは、「追加緩和が達成できる効果には限界がある」との発言で、これを受け豪ドル円は高値74.800円まで上昇した。

豪中銀は今月の理事会で0.25%の利下げを決定したが、ロウ総裁はその後も更なる利下げの可能性を示唆していた。本日の発言はその様な流れのなかで伝わったためサプライズとなり、豪ドルの買いを活発にさせたというわけだ。さて、豪ドル円は欧州時間序盤で74.600円台を推移し、上昇幅を縮小させている。
 
このことから、本日の発言による上昇は一時的で、この後も追加の利下げ観測意識した下落の流れは続くと予想する。短期的には6/18安値73.925円を試す動きを想定したい。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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