[概況]
26日の欧米為替市場は、米ドル円が堅調だった。背景には米中関係の改善期待が挙げられる。具体的には東京時間の午前中に伝わった、「米中は第一段階の合意に向け対話を継続する」という報道が好感されたことだ。
この報道を受け、米ドル円は東京時間に109.00円を突破。しかし、すぐに利益確定と思われる売りが入り、108後半まで弱含む。そして、NY時間は再び109円を上抜けるという展開だった。終値は109.065円である。
さて、この後の米ドル円は、いよいよ迫ったレンジの上限である109.500円(11/7高値)へ、どうトライするかに注目したい。材料としては、引き続き米中貿易協議関連の報道だろう。ただ、進展への期待感はあるもののそろそろ具体的な結果を望む声もあるため、よほど目新しい材料がなければ上抜けは難しいかもしれない。
[提供:カネツFX証券株式会社]
