上値重く小幅反落でスタート

【寄り付き概況】
3日の東京株式市場はやや売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前日の終値と比べ14円04銭安の2万66円で取引を始めた。
 
相場全般は安定感こそあるものの動きが鈍い。前日の欧州株市場は総じて軟調だったが、米国株市場ではNYダウが7連騰で最高値街道を走っており、フシ目の2万2000ドルの大台に乗せた。ただ、上げ幅は小幅でナスダック指数も軟調、この流れを受けて東京市場も上値を買う主体が見つからない状況にある。
安倍政権の内閣改造も支持率回復に直結するとみる向きは少なく、全体方向感の乏しいなか、引き続き決算発表を絡めた個別株物色が中心となりそうだ。
4日に7月の米雇用統計発表を控えていることでこの結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせる要因となっている。
財務省が、寄り付き前に発表した7月23-29日の対外対内証券売買契約は、非居住者の株式取引が1238億円の処分超で3週ぶりに処分超となっている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種前後が高く、値上がり上位に紙パルプ、空運、石油、電力ガス、その他金融など。値下がりで目立つのは鉄鋼、情報通信、その他製品など。
 
個別では、トヨタ、ホンダがさえず、ファナック、東エレク、村田製は売られている。
ソニー、三井化学、ソフトバンクGが小安く、任天堂、JT、マルハニチロも下落している。
半面、KDDIが底堅く、JAL、ファーストリテは堅調。三菱商は続伸し東京海上、オリックス、マツダが買われ、ブリヂストン、コマツが締まり、パナソニックも上昇している
 
225先物はモルスタ・JP・ソジェン・バークレイズ・野村・クレディが買い越し。
アムロ・みずほ・メリル・SBI・GS・楽天・カブコムが売り越し。
TOPIX先物はGS・ソジェン・JP・大和が買い越し。
モルスタ・メリル・アムロ・ドイツ・日興・クレディが売り越し。
 
外資系等は、三井化(4183)、古河電(5801)、アイシン(7259)、芙蓉(8424)、ANA(9202)、コナミ(9766)、JAL(9201)、関電工(1942)、アウトソ(2427)、プレステージ(4290)、スタートト(3092)、GMOPG(3769)、保土谷(4112)、日立(6501)、三和(5929)、マクセル(6810)、コメリ(8218)、ソフトバンク(9984)に注目。
 
テクニカル的には、東建コーポ(1766)、松井建(1810)、東鉄工(1835)、北野建(1866)、協和エク(1951)、双日(2768)、日清紡〈3105)、クラレ〈3405)、宮地エンジ(3431)、セーレン〈3569)、小松精練(3580)、三井化(4183)、日化薬(4272)、EPS(4282)、みらか(4544)、生化学(4548)、日ペ(4612)、オラクル(4716)、イソライト(5358)、淀鋼(5451)、OSJ(5912)、ナブテスコ(6268)、イーグル(6486)、ルネサス(6723)、日無線(6751)、ホシデン(6804)、横河(6841)、キーエンス(6861)、全国保証(7164)、日信工(7230)、トピー(7231)、プレス工(7246)、VTHD(7593)、レック(7874)、日写(7915)、バルカー(7995)、ルック(8029)、岩谷(8088)、ワキタ(8125)、ゼビオ(8281)、PALTAC(8283)、芙蓉リ(8424)、オリ(8591)、SOMPO(8630)、岩井コスモ(8707)、フジ住(8860)、京成(9009)、日通(9062)、飯野海運(9119)、朝日放送(9405)、テレ朝(9409)、四国電(9507)、カプコン(9697)、富士ソフト(9749)、イオンディ(9787)が動兆。
 

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