[概況]
日本の海運会社のタンカーが攻撃を受け炎上。14日の欧米為替市場は、この衝撃的なニュースによってリスク回避の流れを強めることになった。
詳細は、まず事件は中東のホルムズ海峡に近いオマーン沖で発生した、次に船舶は砲撃のようなものを受け炎上した、そして乗組員は救助され無事というもので、実行犯については今のところ伝わっていない。
ただ、事件を受けポンペオ米国務長官が「この攻撃の責任は、イランにある」などイランの関与を指摘。このことが米イラン間の緊張を昂進させ、為替市場のリスク回避姿勢を強める要因となった。
米ドル円は上記の報道が伝わると売りが優勢で、安値を108.250円とした。さて、本日の上値の重い展開を予想する。タンカー攻撃に関する続報次第で下値を伸ばす可能性もあり、警戒したいところだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
