11日の東京株式市場は続伸後、上値を試す場面もあるだろう。
日経平均株価の予想レンジは、3万4200円-3万5000円を想定。(10日終値3万4441円72銭)
米国株は上昇。ダウ平均は170ドル高の37695ドルで取引を終えた。メタ、エヌビディア、マイクロソフトなどグロース株が強く、3指数とも場中に上げ幅を広げて高値圏で終了した。
日経平均株価はきのう10日、連日でバブル崩壊後の高値を更新。強い地合いのなか、現地10日の米国株式が上昇したことも追い風に、買い先行スタートとなろう。買い手がかり材料には乏しいものの、直近の上昇で投資家心理が好転しているとみられ、堅調な値動きが見込まれる。
買い手は勢いづき、売り手は委縮する中、場中も上を試しやすい流れが続くだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の後半(10日は144円93-95銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の後半(同158円36-40銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比415円高の3万4865円だった。
【好材料銘柄】
■クラウディアホールディングス <3607>
9-11月期(1Q)経常は1%増益・通期計画を超過。
■エルテス <3967>
グループ会社プレイネクストラボがソフトバンク <9434> と「スマート公共ラボ」の販売代理店契約を締結。
■Kudan <4425>
ドイツ交通・デジタルインフラ省と欧州地域でのデジタル化に向けた連携を開始。
■アネスト岩田 <6381>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.69%にあたる150万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月11日から6月28日まで。
■GameWith <6552>
上期経常は10%増益で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の2.07%にあたる37万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月22日から7月31日まで。
■プログリット <9560>
9-11月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
11(木)
【国内】
12月都心オフィス空室率(11:00)
11月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
ファーストリテイ、7&I-HD、イオンモール、久光薬、イオンFS、ローツェ、USENNEXT、吉野家HD
【海外】
米12月消費者物価指数(22:30)
米12月財政収支(1/12 4:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
