上値を試す展開か

8日の日経平均株価は上値を試す場面もありそう。
日経平均の予想レンジは2万2950円-2万3300円。
大幅続伸で始まり、心理的節目の2万3000円を突破する公算が大きいだろう。取引時間中の2万3000円台は2月21日以来、約3カ月半ぶりとなる。
5日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、前週末比829ドル高の2万7110ドルで終えた予想外に堅調な内容だった米雇用統計をきっかけに前週末の米国株が大幅高となり、投資家のリスク許容度が高まっている。銀行や空運などのほか、ニューヨーク原油先物相場が1バレル40ドル手前まで買われたのを追い風に石油関連株も上昇した。
景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われ、全面高の展開が想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(前週末5日終値は109円37-38銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の後半(同124円13-17銭)と円高に傾いている。自動車など輸出関連株の買いを後押しする。
 

日程面では、きょうは1~3月のGDP改定値、4月の国際収支、5月の景気ウォッチャー調査など。なお、オーストラリア、マレーシアが休場となる。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ITbookホールディングス<1447>
今期経常は89%増で2期連続最高益更新へ。
 
■gumi<3903>
前期経常を36%上方修正・3期ぶり最高益更新へ。
 
■MRT<6034>
塩野義製薬<4507>が研究用試薬として販売する「新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キット」の販売契約を締結。
 
■リバーエレテック<6666>
使用温度200℃対応のGTカット水晶発振器「GTXO-04」を開発。
 
■プロルート丸光<8256>
塩野義製薬<4507>が研究用試薬として販売する「新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キット」を販売開始。
 
■ケア21<2373>
上期経常が68%増益で着地・2-4月期も57%増益。
 
■ワッツ<2735>
5月既存店売上高は前年同月比16.0%増と7ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
■アイル<3854>
8-4月期(3Q累計)経常は2.5倍増益・通期計画を超過。複数ネットショップ一元管理サービス「CROSSMALL」がネットショップ作成サービス「BASE」と注文情報・在庫数のサービス連携に対応。
 
■相模ゴム工業<5194>
前期経常は46%増益で上振れ着地・1-3月期(4Q)経常は4.5倍増益、今期業績は非開示。
 
■エレコム<6750>
非開示だった今期経常は4%増で8期連続最高益、未定だった配当は5円増配。
 
■セリア<2782>
5月既存店売上高は前年同月比8.3%増とプラスに転じた。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
8(月)
【国内】
1-3月期GDP確報値(8:50)
5月景気ウォッチャー調査(14:00)
《決算発表》
ユニプレス、テラ、萩原工業、学情、ミライアル
 
【海外】
予定はありません
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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