上値の重い物のか

12日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7700円-2万8100円を想定。(11日終値2万7923円37銭)

米国株はまちまち。ダウ平均が小幅高、ナスダックが小幅安でS&P500が横ばいとなった。ダウ平均は98ドル高の33684ドルで取引を終えた。
米国株同様、本日の米CPIの発表や議事録公表を前に「待ち」の1日になると予想する。

日経平均株価はきのう11日、一時心理的なフシ目の2万8000円を上回る場面もみられた。
ただ、手がかり材料に欠けるなか、戻り待ちの売りに押される格好となった。現地12日には米3月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることもあり、様子見姿勢が強まる場面がありそう。

一方、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、伊藤忠、丸紅 、三井物産、住友商事、三菱商事の保有比率を高める可能性を再度示したことから、引き続き、物色の矛先が向かうことも想定される。

為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の半ば(11日は133円13-16銭)、ユーロ・円が1ユーロ=145円台の後半(同145円06-10銭)と、円安方向に振れている。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比85円高の2万8025円だった。

【好材料銘柄】

■コシダカホールディングス <2157> 
今期経常を4%上方修正。

■わらべや日洋ホールディングス <2918> 
今期経常は20%増で2期ぶり最高益、前期配当を15円増額・今期は5円増配へ。

■アンビション DX ホールディングス <3300> 
シンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pteと資本業務提携。Web3.0領域で協業推進。

■シリコンスタジオ <3907> 
ディー・エヌ・エー <2432> が提供するEV転換シミュレーター「FACTEV」の開発に協力。

■ボードルア <4413> 
今期経常は22%増で7期連続最高益更新へ。

■グッピーズ <5127> 
今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ。

■セラク <6199> 
上期経常を66%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。

■竹内製作所 <6432> 
今期経常は12%増で3期連続最高益、17円増配へ。

【主な経済指標・スケジュール】

12(水)
【国内】
3月企業物価指数(8:50)
2月機械受注(8:50)
《決算発表》
ABCマート、サイゼリヤ、吉野家HD、フジ、イオン北海、コメダ、ベル24HD、MV東海、ハイデ日高、イオン九州、アイドマHD、出前館、TSIHD、ファンタジー、トランザクショ、ミニストップ、CSP、トレファク、ELEMENTS、小津産業、サンデー、ケイブ、ジーフット、エヌピーシー

【海外】
米3月消費者物価指数(21:30)
米3月財政収支(4/13 3:00)
米10年国債入札
FOMC議事録(3/21~3/22開催分)
G20財務相・中央銀行総裁会議(米ワシントン、~4/13)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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