1日の日経平均株価は上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1700円-2万2000円。
5月29日のNYダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比17ドル安の2万5383ドルで終えた。米中対立への懸念から売りが膨らみ、下げ幅は300ドルを超える場面があった。ただ、香港への統制を強める中国に対し、トランプ大統領が午後に発表した制裁措置が警戒されていたほど厳しくなかったとの見方からダウ平均は下げ幅を縮小して終えた。
米国では白人警官の暴行に対する抗議デモが大規模化するなど、新たな懸念材料も浮上しており、先週のような楽観的な地合いは期待しづらい。
国内でも北九州や東京の新型コロナウイルス感染拡大への警戒が強まっている。
日経平均は節目の2万2000円を前に、戻り売りに押される展開を予想する。市場では2万1700~2万2100円の間での値動きを予想する声があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同29日の大阪取引所終値比140円高の2万1950円だった。
外国為替市場で円相場は1ドル=107円台後半と、前週末17時時点より円安・ドル高に振れている。
日程面では、きょうは1~3月の法人企業統計、5月の新車販売、5月の軽自動車販売など。海外では5月の財新中国製造業PMI、5月の米ISM製造業景況感指数、4月の米建設支出など。なお、ドイツ、インドネシア、ニュージーランドは休場となる。
【好材料銘柄】
■FRONTEO<2158>
中外製薬 <4519> と創薬支援AIシステムの利用についてライセンス契約を締結。
■ウェルネット<2428>
非開示だった今期経常は48%増益へ。
■ワンダーコーポレーション<3344>
前期経常は13億円で着地、今期業績は非開示。
■シルバーエッグ・テクノロジー<3961>
1-3月期(1Q)経常は3.3倍増益・上期計画を超過。
■エルテス<3967>
ネット中傷や風評被害を最小化するサービス「モニタリアン」の試験提供を開始。
■ZUU<4387>
今期経常は黒字浮上へ。
■ストリームメディアコーポレーション<4772>
親会社エムエム・エンタテインメントの子会社で歌手のマネジメントなどを手掛けるSMEJを吸収合併する。
■東邦亜鉛<5707>
今期最終は黒字浮上へ。
■鉱研工業 <6297>
前期経常は56%増益で上振れ着地、今期業績は非開示、前期配当を2円増額。
■ユニバーサルエンターテインメント<6425>
1-3月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■曙ブレーキ工業<7238>
前期経常は黒字浮上で上振れ着地、今期業績は非開示。
■プロスペクト<3528>
21年3月期に投資有価証券売却益8400万円を特別利益に計上する。
■トリケミカル研究所 <4369>
2-4月期(1Q)経常は21%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
1(月)
【国内】
1-3月期法人企業統計(8:50)
5月新車販売台数(14:00)
5月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
オリバー、藤コンポ、ゼネパッカー、ワットマン
【海外】
中国5月財新製造業PMI(10:45)
米4月建設支出(23:00)
米5月ISM製造業景気指数(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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