19日の日経平均株価は、一進一退の展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2900円-2万3150円。
18日の米国株式は高安まちまちながら、ナスダック総合指数が連日で最高値を更新し、支えとして意識される。一方、円高・ドル安歩調が重しとなり、上値は限定的とみられる。
18日は5日移動平均(2万3106円)を下回って引けており、テクニカル面でも短期的に弱い格好だ。ただ、堅調に推移する米国株は支えで、日銀の上場投資信託(ETF)買いも夏枯れ相場では影響が大きい。下げても2万2900円近辺では買いが入りそうだ。
外国為替市場では、円は対ドルで1ドル=105円台前半(前日東京時間終値105円52-54銭)と強含み、対ユーロでは1ユーロ=125円台後半(同125円49-53銭)と弱含んでいる。これが東京株式市場にとっては輸出セクター中心に警戒材料となり全体相場の上値を重くしそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比変わらずの2万3060円だった。
日程面では、6月の機械受注、7月の貿易統計など。海外では7月の英消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月28~29日開催分)、米20年国債の入札など。
【好材料銘柄】
■パレモ・ホールディングス<2778>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.25%にあたる15万株(金額で3000万円)を上限に、8月19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■ユーグレナ<2931>
リバネス、オーダーメードメディカルリサーチと新型コロナウイルスに対する標準抗体を作製し、共同開発中の抗体検査系での効果を確認。
■アクロディア<3823>
新型コロナウイルス対策システムの一環としてPCR検査サービスを提供開始。3000件以上のPCR検査実績を持つ大森駅前内科小児科クリニックと業務提携しサービス開始。
■国際計測器<7722>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■西武ホールディングス<9024>
としまえん跡地に「ワーナーブラザーススタジオツアー東京―メイキング・オブハリー・ポッター」の開業決定。23年前半オープンに向け関係者間で本契約締結。
■テラ<2191>
樹状細胞ワクチン療法の新規がん抗原ペプチドに係る特許が欧州と香港で成立。
■エイジア<2352>
DXプラットフォームの構築へ向けて、SaaS型クラウドCMS製品を提供するコネクティの持ち株会社の株式を取得する。
■カイオム・バイオサイエンス<4583>
がん治療用候補抗体「CBA-1535」に関する英国特許査定を取得。
■スリー・ディー・マトリックス<7777>
新型コロナウイルス抗体検査キットの性能評価を実施。他社4製品と比較して遜色ない性能を有していることが示された。
【主な経済指標・スケジュール】
19(水)
【国内】
6月機械受注(8:50)
7月貿易収支(8:50)
《決算発表》
北川精機、玉井船
【海外】
FOMC議事録(7/28~7/29開催分)
《米決算発表》
エヌビディア、ターゲット
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
