週明けの日経平均株価は続落。終値は前週末比115円安の2万3089円だった。
前週末の米ハイテク株売りが響き半導体関連株中心に売りに押されてしまった。一方、下値2万3000円近辺では押し目買いが入り底堅さは依然として保っている。次期首相とされる菅官房長官の安定した政権運営への期待感が投資家をつなぎとめているようだ。
金融・資源・建設機械など景気敏感株は堅調。8月の雇用統計が改善傾向を維持していることが下支えとなったようである。
明日8日の日経平均株価は上値の重い展開か。
現地7日の米国株式市場はレーバーデーの祝日で休場となり、手掛かり材料に乏しい。直近の米ハイテク株安への警戒感が残る。
明日は手掛かり難が予想される。グロース株への売りが続いたことから、値持ちの良かった銘柄に関しては手じまい売りが出やすくなるとみておいた方が良いだろう。
日経平均は節目の2万3000円や25日線(2万2967円、7日時点)を割り込まずに推移できるかが注目される。
市場では、「米ハイテク株が調整入りとなり、国内では週末にメジャーSQの算出を控え、手じまい売りが出てくる」との声が聞かれた。
一方、米ハイテク株で巨額デリバティブ(金融派生商品)取引が報じられたソフバンGが7日に大幅下落し、指数の足を引っ張ったが、米ハイテク株調整との見方が広がれば、不透明感が強まる可能性がある。一部では、「“投機会社”との見方に変われば、さらに売りが出るとみられる」との読みも出ており、同社株の株価動向を引き続き注視する必要があろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
24908.85 ボリンジャー:+2σ(26週)
23952.79 ボリンジャー:+3σ(25日)
23921.65 ボリンジャー:+3σ(13週)
23624.20 ボリンジャー:+2σ(25日)
23498.12 ボリンジャー:+2σ(13週)
23295.60 ボリンジャー:+1σ(25日)
23214.32 6日移動平均線
23111.26 ボリンジャー:+1σ(26週)
23089.95 ★日経平均株価7日終値
23087.65 均衡表転換線(日足)
23074.59 ボリンジャー:+1σ(13週)
22967.00 25日移動平均線
22882.65 新値三本足陰転値
22651.06 13週移動平均線
22645.26 均衡表転換線(週足)
22645.26 均衡表基準線(日足)
22638.41 ボリンジャー:-1σ(25日)
22535.64 75日移動平均線
22327.79 均衡表雲上限(日足)
22309.81 ボリンジャー:-2σ(25日)
22227.53 ボリンジャー:-1σ(13週)
22015.23 200日移動平均線
ローソク足は上下のヒゲと胴体部分がいずれも短い「小陰線」を引き、短期的な強弱感の対立を窺わせた。ザラ場高値は下向きに転じた5日線に届かず、ほぼ安値引けの一方、ザラ場安値が上昇中の25日線を割り込む場面はなく、5日線と25日線に囲まれた狭いレンジ内上方での推移となった。
一目均衡表では遅行線と基準線が本日も横ばいで引けており、もみ合い相場の長期化シナリオが意識されよう。
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