上値の重い展開か

16日の日経平均は反落。終値は前日比175円安の2万2770円だった。
昨日の米国株は高かったものの日本はある程度先取りして昨日に上げておりほぼ反応はなし。2万3000円の大台を前にひとまず売っておこうという雰囲気が強かった。
中頃に東京の新型コロナ感染者数が280台に膨れ上がると伝わると日経平均は下げ幅を拡大。収束の兆しが見えず改めて嫌気売りされる状態となった。
 
 
あすは上値の重い展開か
17日の日経平均株価は週末を前に上値が重く、弱含みの展開が続きそうだ。
主力銘柄はさえない展開を強いられる場面も想定される。
5日線(2万2675円、16日時点)より上を維持できるかが焦点となる。
 
市場では「頼みとする米国株式は、新型コロナウイルスワクチン開発の進展が支えだが、一方で、16日の東京都の新規感染数は最も多くなったほか、4-6月期決算発表の本格化を前に、積極的に手掛けづらい」との声が聞かれた。
 
来週からは日本電産など4-6月期が決算対象となる企業の業績が出始める。
来週はまだ数も少なく、3日立ち合いで手掛けづらさもあるため一時的に弱含む場面もあるかもしれないが、この先、8月中旬くらいまでは材料が多く個別の活況が期待できる地合いが続く。大きく下押す場面があるようなら買いで臨みたい局面だろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(16日現在)
 
25164.68  ボリンジャー:+2σ(26週)
24004.85  ボリンジャー:+2σ(13週)
23268.02  ボリンジャー:+3σ(25日)
23145.96  ボリンジャー:+1σ(26週)
22985.80  ボリンジャー:+2σ(25日)
22823.46  均衡表雲上限(週足)
 
22770.36  ★日経平均株価16日終値
 
22729.03  ボリンジャー:+1σ(13週)
22703.58  ボリンジャー:+1σ(25日)
22651.29  6日移動平均線
22625.32  均衡表転換線(日足)
22421.36  25日移動平均線
22247.70  均衡表基準線(日足)
22139.14  ボリンジャー:-1σ(25日)
22113.36  均衡表雲下限(週足)
21929.91  均衡表雲上限(日足)
21927.67  200日移動平均線
21856.92  ボリンジャー:-2σ(25日)
21592.48  均衡表転換線(週足)
21574.70  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
ローソク足は上下のヒゲが短い陰線を引いて終了したが、上向きに転じた25日線や、25日線上で上昇中の5日線上をキープし、上昇トレンド延長を示唆した。
一目均衡表では転換線が上昇を続け、遅行線が強気シグナル発生を再開。
ボリンジャーバンド(25日ベース)では強気側となる+1σ上にとどまった。
ただ、ストキャスティクスは%Kが%Dを下回るデッドクロスを形成しを下回るデッドクロスを示現しており、短期的な下振れリスクが依然残っていることに留意したい。
 

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