3日の日経平均は7営業日ぶりに反発。485円38銭高の2万2195円38銭(出来高概算13億2000万株)で取引を終えた。先週末の米国市場がアップルなどハイテク株中心に買われた。指数インパクトの大きい値がさ株が強含みの展開となるなど断続的なインデックス買いから上げ幅を広げており、日経平均は寄り付き後早い段階で節目の2万2000円を回復。その後も強含みの展開が継続し、大引け間際には2万2214円59銭まで上げ幅を広げている。
明日4日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
2020年4-6月期の決算発表が続き、個別株の選別が進むとみられるが、指数への影響は限定されよう。
決算への警戒がくすぶるほか、新型コロナウイルスの感染拡大懸念も尾を引き、積極買いは期待しにくい。東京都は3日、都内で新たに258人(午後3時時点での速報値)が感染していることを確認したと発表した。きのう2日の292人から減少したが、200人超は7日連続となる。市場では、「(感染が)地方に広がり、自粛要請の動きもある」とし、経済活動の先行きを懸念する見方もある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(3日現在)
23076.20 ボリンジャー:+2σ(25日)
22870.03 ボリンジャー:+1σ(13週)
22825.65 ボリンジャー:+1σ(26週)
22795.40 均衡表雲上限(週足)
22780.29 ボリンジャー:+1σ(25日)
22484.38 25日移動平均線
22357.84 均衡表転換線(週足)
22337.78 均衡表基準線(日足)
22335.83 6日移動平均線
22317.79 均衡表転換線(日足)
22195.38 ★日経平均株価3日終値
22188.48 ボリンジャー:-1σ(25日)
22113.36 均衡表雲下限(週足)
22031.87 13週移動平均線
21958.34 200日移動平均線
21936.14 均衡表雲上限(日足)
21892.57 ボリンジャー:-2σ(25日)
21596.66 ボリンジャー:-3σ(25日)
21530.95 新値三本足陰転値
21516.70 75日移動平均線
ローソク足は上下のヒゲが短く胴体の長い陽線で終了。先週末と合わせて「陰の陽はらみ」を形成し、短期的な底打ちを示唆した。
終値は200日線を上回ったが、先週末にデッドクロスした25日線やその下を走る5日線を上回る場面がなかったほか、一目均衡表で遅行線が弱気シグナル発生を継続し、根強い売り圧力も窺わせた。
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