17日の日経平均株価は、きのう16日の大幅反発の反動から、強弱感対立も上値の重い展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2700円。
現地16日の米国株式は3日続伸となったものの、きのうの大幅反発は時間外取引で米株価指数先物が上昇し、16日の上げを先取りする格好となっていただけに、戻り待ちの売りに押される場面もありそう。押したところでは買いが入るだろう。売り一巡後は持ち直し、その後は底堅く推移すると考える。
引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きには注意したい。
また、北朝鮮は16日、同国の開城にある南北共同連絡事務所を爆破したと発表。朝鮮半島の不安定化を警戒し、防衛関連銘柄の一角に思惑的な物色が向かう場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(16日終値は107円32-33銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同121円51-55銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比15円安の2万2345円だった。
日程面では、5月の貿易統計、5月の訪日外客数など。海外では5月の米住宅着工件数、5月の米建設許可件数、米20年国債の入札など。
【好材料銘柄】
■ミクシィ<2121>
東証が23日付で東証1部に市場変更する。
■北日本紡績<3409>
新たなヘルスケア事業を開始。第1弾として自社ブランドによる国内生産マスクの販売と防護服の輸入販売を始める。21年3月期業績予想には織り込み済み。
■ボルテージ<3639>
サンリオキャラクターズとボルテージ作品のコラボキャンペーンを開催。第1弾は「天下統一恋の乱LoveBallad」内で実施。
■シリコンスタジオ<3907>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.05%にあたる6万株(金額で8520万円)を上限に、6月17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■フーバーブレイン<3927>
伊藤忠テクノソリューションズ<4739>と業務提携。伊藤忠テクノの顧客企業に対するセキュアなネットワーク構築などで協業する。
■アジャイルメディア・ネットワーク<6573>
AIカメラによる「密集・発熱・マスク着用」を検知・共有する、コロナ対策の独自AIソリューションを提供開始。
■日本フォームサービス<7869>
20年9月期第2四半期報告書で「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消。上期経常は一転増益で上振れ着地・通期計画を超過。
■ブティックス<9272>
介護業界初の商談型オンライン展示会を開始。
■燦キャピタルマネージメント<2134>
IMSグループから除菌・消臭水と超音波噴霧器を受注。
■アステリア<3853>
モバイルアプリ作成ツール「Platio」のAndroid版を正式販売開始。京セラがPlatioを導入し、倉庫業務をIT化する棚卸アプリを作成。
■PKSHATechnology<3993>
20年9月期第3四半期に投資有価証券売却益26.1億円を特別利益に計上する。
■アクモス<6888>
標的型攻撃メール訓練ソリューション連携e-ラーニングサービスを提供開始。
【主な経済指標・スケジュール】
17(水)
【国内】
5月貿易収支(8:50)
5月訪日外客数
《決算発表》
NTN、電業社、アーレスティ
【海外】
パウエルFRB議長による議会証言(米下院)
米5月住宅着工件数(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
