上値の重い展開か

 

30日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
 
日経平均株価の予想レンジは、3万5700円-3万6200円を想定。(28日終値3万5839円99銭)
 
休場の間の米国株は28日がまちまちで、29日は上昇した。ダウ平均は28日に114ドル高となり、29日は300ドル高の40527ドルで取引を終えた。
現地29日の米国株式が上昇した動きや、米国の自動車輸入部品の関税軽減策などを受け、朝方は買い優勢スタートとなりそう。
ただ、きょう30日からあす5月1日にかけて日銀の金融政策決定会合が行われる。市場では政策に変更がないとの見方が有力だが、内容を確認したいとして模様眺めムードが広がることも想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の前半(28日は143円61-63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円前後(同162円97銭-163円01銭)と円高方向にある。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比175円高の3万6085円だった。
 
【好材料銘柄】 

■美樹工業 <1718>
1-3月期(1Q)経常は79%増益・上期計画を超過。

■オーテック <1736>
前期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。

■トーエネック <1946>
今期経常は11%増で2期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は実質増配。

■エス・エム・エス <2175>
今期経常は13%増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.98%にあたる338万2600株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月30日から7月31日まで。

■Aiming <3911>
非開示だった上期経常は黒字浮上へ。

■住友ファーマ <4506>
前期最終を48%上方修正。

■高砂香料工業 <4914>
9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。

■小松ウオール工業 <7949>
今期経常は10%増で12期ぶり最高益、実質100%増配へ。株主還元方針を変更し、純資産配当率(DOE)の目標を3%→6%水準へ引き上げる。

■大光銀行 <8537>
前期経常を一転18%増益に上方修正、配当も5円増額。

 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
30(水)
【国内】
《決算発表》
日銀金融政策決定会合(~5/1)
3月鉱工業生産指数(8:50)
3月商業動態統計(8:50)
《決算発表》
東エレク、村田製、大塚HD、JR東日本、JR東海、関西電、商船三井、ANA、ZOZO、SCSK、大塚商、住友林、特殊陶、コーエーテクモ、九州電、大和工、東武、東北電、LIXIL、BIPROGY、邦ガス、電通総研、三菱倉、テクノプロHD、アルプスアル、中国電、牧野フ、カゴメ、日電硝、太陽HD、南海電、エフピコ、ナブテスコ、四国電、日本M&A

【海外】
中国4月製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:30)
中国4月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:45)
米4月ADP雇用統計(21:15)
米1-3月期GDP速報値(21:30)
米3月個人所得(23:00)
米3月個人消費支出(PCE)(23:00)
米3月個人消費支出(PCEデフレーター)(23:00)
米3月住宅販売保留指数(23:00)
《米決算発表》
メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、イーベイ、バルカン・マテリアルズ、ガーミン、オートマティックデータ、パシフィックパワー&ライト、ウエスタン・デジタル、インターナショナル・ペーパー、イリノイツールワークス、ヤム・ブランズ、キャタピラー、ヒューマナ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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