上値の重い展開か

 
東京株式市場は上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万6000円-3万6600円を想定。
 
米国株は上昇。ダウ平均は242ドル高の40008ドルで取引を終えた。
 
15日、日経平均株価が下押しして始まりそうだ。前日までの3営業日で計1611円値上がりした反動が上値を抑えるだろう。
ただ、米株高や為替相場の落ち着きを支えに、直近決算発表の好実態銘柄を物色する動きは引き続き強そう。
 
また、前日の米市場では半導体のエヌビディアやマイクロン・テクノロジーが値上がりしており、日本でも株価指数への寄与度が大きいハイテク株がツレ高すれば日経平均の上昇転換も十分に視野に入る。寄り付き前に出る4-6月期GDP(国内総生産)は個人消費の動向が焦点だりう。
 
また、午前中に発表される中国の7月の工業生産や小売売上高などの経済指標にも注目したい。なお、前日には岸田首相が自民党総裁選への不出馬を表明しているが、現段階で今後の政局を相場が織り込む要素は乏しい。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大証清算値比105円安の3万6275円だった。
 
 
【好材料銘柄】  

■FRONTEO <2158>
今期経常を3.8倍上方修正。

■ウェルネット <2428>
今期経常は23%増益、前期配当を1.15円増額・今期は4.31円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.6%にあたる50万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月15日から9月30日まで。

■クリアル <2998>
4-6月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地。

■ペッパーフードサービス <3053>
今期最終を一転黒字に上方修正。

■すかいらーくホールディングス <3197>
今期最終を73%上方修正、配当も7.5円増額。

■アスコット <3264>
10-6月期(3Q累計)経常が2.2倍増益で着地・4-6月期も2.6倍増益。

■ワイエスフード <3358>
9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。4-6月期(1Q)営業は黒字浮上で着地。

■ビーロット <3452>
上期経常が27%増益で着地・4-6月期も79%増益。

■ウイルプラスホールディングス <3538>
今期経常は60%増で3期ぶり最高益、1.55円増配へ。

■ビリングシステム <3623>
上期経常が92%増益で着地・4-6月期も2.7倍増益。

■アイスタイル <3660>
今期経常は39%増で7期ぶり最高益更新へ。

■オークファン <3674>
株主優待制度を再開。毎年9末時点で300株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて800~9000円分のQUOカード(QUOカードPayの予定)を贈呈する。10-6月期(3Q累計)経常が19%減益で着地。

■フェローテックホールディングス <6890>
上期経常を16%上方修正。

■アクセスグループ・ホールディングス <7042>
4-6月期(1Q)経常は84%増益で着地。

■ネットプロテクションズホールディングス <7383>
上期最終を一転黒字に上方修正、通期も増額。

■平山ホールディングス <7781>
今期経常は15%増で6期連続最高益、8円増配へ。

■ピジョン <7956>
4-6月期(2Q)経常は4%増益。

■日本出版貿易 <8072>
トーハンがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株4000円で14日終値を47.6%上回る水準。買い付け期間は8月15日から9月27日まで。

■グローム・ホールディングス <8938>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。

■アクシスコンサルティング <9344>
今期経常は16%減益、35円で初配当へ。

■ココルポート <9346>
今期経常は9%増で6期連続最高益、44円で初配当へ。
 

 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
15(木)
【国内】
4-6月期GDP(8:50)
《決算発表》
DTS、総医研
 
【海外】
中国7月鉱工業生産(11:00)
中国小売売上高(11:00)
中国固定資産投資(11:00)
米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数(21:30)
米7月小売売上高(21:30)
米7月輸出物価(21:30)
米7月輸入物価(21:30)
米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(21:30)
米7月鉱工業生産(22:15)
米7月設備稼働率(22:15)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
米6月対米証券投資(8/16 5:00)
《米決算発表》
ウォルマート、アプライド・マテリアルズ、ディア

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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