23日の東京株式市場は反発後、上値が重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万3200円-3万3600円を想定。(22日終値3万3264円88銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックが上昇。ダウ平均は4ドル安の33946ドルで取引を終えた。
日経平均株価はきのう22日に大幅反落した反動から、買い優勢スタートとなりそう。
きのう売り込まれた半導体株がしっかり切り返すことができるかが焦点となる。強い戻りがみられるようなら、指数は前日の下げ分(310円安)を取り戻す展開も期待できる。一方、戻りが甘いようなら、高く始まった後に値を消す展開も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=143円トビ台(22日は141円78-80銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の後半(同155円88-92銭)と円安に振れていることから、輸出関連銘柄に物色の矛先が向かうとみられる。
ただ、買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、週末要因も重なり、模様眺めムードが広がることも想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比275円高の3万3445円だった。
【好材料銘柄】
■FRONTEO <2158>
日本毒性学会学術年会で「自然言語処理AIを使った仮説生成の薬剤性肝障害に対する新規影響因子探索への応用」をテーマにポスター発表。
■FHTホールディングス <3777>
インフラテック事業を開始。EV充電器設置工事と太陽光発電所リニューアル案件を受注。
■ネクストジェン <3842>
エクシオグループ <1951> と「ServiceNow」に音声DXを連携した電話応対業務の自動化ソリューションを発表。
■リバーエレテック <6666>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.63%にあたる40万株(金額で2億8000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月23日から12月22日まで。
■SHINKO <7120>
中期経営計画を策定。26年3月期に営業利益11.2億円(23年3月期実績は7.5億円)を目指す。
■広済堂ホールディングス <7868>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.64%にあたる161万株(金額で34億8000万円)を上限に、6月23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■アニコム ホールディングス <8715>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.4%にあたる200万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月3日から9月29日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
23(金)
【国内】
5月全国消費者物価指数(8:30)
5月全国百貨店売上高(14:30)
《決算発表》
ツルハHD
【海外】
米6月製造業PMI(22:45)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
