8日の東京株式市場は、不安定な値動きで上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8800円-2万9300円を想定。(2日終値2万9157円95銭)
東京株式市場が休場の間の米国株は、値動きの荒い展開。ダウ平均は4日まで4日続落となった一方、5日は大幅に上昇した。
日経平均株価は連休前まで4日続伸していたが、連休中に米国株式が荒い値動きとなったことを受け、手控えムードが広がる場面もありそう。
消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。
また、新型コロナの感染症法上の位置付けが、きょうから季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行することから、旅行やレジャー関連に関心が向かう展開も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の後半(前週2日は137円59-61銭)、ユーロ・円が1ユーロ=148円台の半ば(同151円15-19銭)と、連休前の水準からは円高方向に振れている。輸出関連銘柄には、重しとして意識されそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週2日の大阪取引所清算値比30円安の2万9100円だった。
【好材料銘柄】
■クリエイト <3024>
前期経常を33%上方修正、配当も2円増額。
■赤阪鐵工所 <6022>
前期経常を一転52%増益に上方修正。
■リリカラ <9827>
1-3月期(1Q)経常は69%増益・上期計画を超過。
【主な経済指標・スケジュール】
8(月)
【国内】
日銀金融政策決定会合議事要旨(3/9~10開催分)
新型コロナウイルスの感染症法上の分類を「5類」に引き下げ
《決算発表》
HOYA、ユニチャーム、丸紅、JFE、大ガス、川崎船、ヒロセ電、リコー、ブラザー、ワークマン、ヤマダHD、マクニカHD、ニチアス、リンテック、邦チタニウム、キッセイ薬、マルハニチロ、北國FHD、プリマハム、新日科学、インソース、サカイ引越
【海外】
休場:英国(チャールズ3世戴冠式記念)
《米決算発表》
タイソン・フーズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
