24日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7200円-2万7600円を想定。(23日終値2万7419円61銭)
米国株は上昇。ダウ平均は75ドル高の32105ドルで取引を終えた。
きのう23日の日経平均株価は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していたことを背景に、売り一巡後に下げ幅を縮小して取引を終えている。現地23日の米国株高を先取りする格好となっていただけに、積極的な買いは期待しづらい。
全体的にはかなり手掛けづらさが意識されそうで、弱めに始まった後は下げ渋り、模様眺めムードの強い地合いが続くと予想する。
市場では「3月末の配当や権利を取る動きが中心になりそう」との声が聞かれた。
為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の後半(23日は130円90-92銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の後半(同142円76-80銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比95円安の2万7025円だった。
【好材料銘柄】
■東洋建設 <1890>
中期経営計画を策定。28年3月期に営業利益150億円以上(23年3月期計画は80億円)を目指す。
■スターティアホールディングス <3393>
今期最終を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
■フジ・メディア・ホールディングス <4676>
今期最終を56%上方修正、配当も10円増額。
■コスモエネルギーホールディングス <5021>
中期経営計画を策定。26年3月期に経常利益(在庫影響除く)1650億円(23年3月期計画は1400億円)、3ヵ年累計総還元性向60%以上、配当1株200円以上を目指す。
■中部鋼鈑 <5461>
東証が24日付で貸借銘柄に選定。
■ユニバーサルエンターテインメント <6425> [東証S]
今期経常を一転84%増益に上方修正。
■東芝 <6502>
日本産業パートナーズ(JIP)陣営による買収提案を受け入れる②とを決議。
■ポート <7047>
ChatGPTの新モデル「GPT-4」を搭載した面接診断AIサービスを本格開始。
■日産証券グループ <8705>
東証が「合併等による実質的存続性の喪失に係る猶予期間入り」銘柄の指定を解除。
【主な経済指標・スケジュール】
24(金)
【国内】
2月全国消費者物価指数(8:30)
【海外】
米2月耐久財受注(21:30)
米2月製造業PMI(22:45)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
