22日の日経平均は反落。
為替市場では1ドル108円台を回復するなど、朝方からはやや円安に振れて推移したことや、参院選の結果には特段サプライズはなく、マーケットの方向性を大きく変える材料にもならなかった。
日経平均は売り先行後は下げ渋りをみせていたが、テクニカル面では先週割り込んできた25日線や75日線が抵抗として意識されており、狭いレンジでのこう着となった。
明日23日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
国内では重要経済指標の発表は予定されておらず、主要企業の4-6月期決算発表を控え、様子見気分が続くとみられる。
来週7月30~31日のFOMCまでは、米国株や為替、長期金利をにらみながら、方向感に欠ける地合いが続きそうな雰囲気。きょうの終値(2万1416円)は25日線(2万1444円、22日時点、以下同じ)に若干届いておらず、早々に同水準を上回れるかが、当面の焦点となるだろう。
■テクニカル・ポイント(22日現在)
21754.27 新値三本足陽転値
21734.74 ボリンジャー:+1σ(13週)
21698.33 均衡表雲上限(週足)
21659.54 ボリンジャー:+1σ(25日)
21545.45 200日移動平均線
21444.33 75日移動平均線
21436.73 6日移動平均線
21432.03 25日移動平均線
21416.79 ★日経平均株価22日終値
21356.79 均衡表転換線(日足)
21354.21 均衡表基準線(日足)
21340.34 13週移動平均線
21326.28 均衡表雲上限(日足)
21326.28 均衡表基準線(週足)
21324.48 26週移動平均線
21261.01 均衡表雲下限(週足)
21204.51 ボリンジャー:-1σ(25日)
21036.93 均衡表転換線(週足)
20976.99 ボリンジャー:-2σ(25日)
一目均衡表では、ザラ場で雲上限を割り込んだ後、終値は2日連続で雲上をキープした。ただ、基準線と転換線がともに横ばいのため、こちらも短期的な方向感が出にくい形状となっている。
ボリンジャーバンドでは、中心線付近でもみ合う場面が長く、投資家の気迷いを窺わせた。RSI(14日ベース)は53.05%(前週末53.52%)と、中立圏中央付近でほぼ横ばいにとどまり、相場は材料待ちの局面にあるようだ。
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