6日の日経平均株価は、前日比190円77銭高の2万7311円30銭と4日続伸して取引を終えた。前日に先物取引を通じて米国株の軟化を織り込んでいたこともあり、日経平均は17円45銭高と上昇スタート。ダウ平均先物の上昇などを支援要因に寄り付き直後から買いが先行したが、連日の反動を警戒する動きもあり、前引けまでは高値圏でのもみ合いが継続。後場に入ってからは再び強含み、寄り付き直後に前場の高値を更新したが、その後は再びもみ合いとなり、こう着感の強い展開が続いた。
7日の東京株式市場は、上値の重い展開となりそう。7日の日経平均株価は4日続伸したものの、取引終了間際に上げ幅を縮小した。
日経平均株価は、200日移動平均線(2万7316円)や25日移動平均線(2万7364円)が上値として意識されるとみられるなか、戻り待ちの売りを吸収することができるかが、ポイントとなりそう。市場では、「現地7日の米9月雇用統計の発表を控えることや、スポーツの日を含め3連休となることから、積極的には手がけにくく、手控えムードが広がる可能もある」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
28098.81 ボリンジャー:+1σ(26週)
28086.20 ボリンジャー:+1σ(25日)
27741.15 13週移動平均線
27738.76 均衡表雲上限(週足)
27432.53 75日移動平均線
27422.37 均衡表転換線(週足)
27371.50 均衡表雲下限(日足)
27371.50 均衡表基準線(週足)
27364.44 25日移動平均線
27316.37 200日移動平均線
27311.30 ★日経平均株価6日終値
27274.11 26週移動平均線
27140.86 均衡表基準線(日足)
26954.20 ボリンジャー:-1σ(13週)
26915.81 均衡表雲下限(週足)
26666.52 6日移動平均線
26642.69 ボリンジャー:-1σ(25日)
26510.58 均衡表転換線(日足)
26449.41 ボリンジャー:-1σ(26週)
26167.25 ボリンジャー:-2σ(13週)
25937.21 新値三本足陰転値
25920.93 ボリンジャー:-2σ(25日)
ローソク足は小陽線を引き、高値と安値も前日水準を上回った。9月13日高値から10月3日安値までの半値戻し27140.86円を終値で上回り、上ヒゲは25日移動平均線(27364.44円)を突破し、株価の回復トレンド継続を示唆している。一目均衡表では本日高値が雲中まで上ヒゲを伸ばし、三役逆転の解消が迫っている。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は89.04%と中立圏中央の100%割れにあって過熱感は乏しく、明日7日以降は終値の25日線超えが回復トレンド延長の成否を左右するポイントとなろう。
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