13日の日経平均株価は反発し、2万6478円(前日比142円高)引け。きのう大幅反落した反動から自律反発狙いの買いが先行し、上げ幅は一時200円を超えた。
一巡後に伸び悩んだ後、持ち直したが、戻りは限定された。米6月CPIを控え、様子見気分が強まった。チャート上では、きのうの大陰線の中にとどまり、動きは限定された。
あす14日の東京株式市場は、日本時間13日夜発表の米6月CPI(消費者物価指数)の結果を受けて米国マーケットがどう反応するかが注目される。
内容次第で、26-27日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)において利上げペースに影響を与えることになる。
予想の範囲内としてアク抜けにつながるか、予想外の上昇率で市場を揺らすか見極める必要があろう。ただ、仮に無事通過しても「当面は日米決算にらみで個別株中心の展開になろう」との声が聞かれ、上値は限定されよう。
月末のFOMCを通過するまで上値の重い状況が続くだろう。
なお、東京株式市場は翌週月曜の18日が休場。そのため、反応が下になった場合、金曜15日はリスク回避の売りが出やすくなるとみておいた方が良い。
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
27548.29 ボリンジャー:+1σ(26週)
27311.60 ボリンジャー:+1σ(13週)
27222.07 均衡表雲上限(日足)
27089.54 ボリンジャー:+1σ(25日)
27013.46 均衡表雲下限(日足)
26954.99 均衡表転換線(週足)
26954.99 均衡表基準線(日足)
26904.32 75日移動平均線
26873.93 26週移動平均線
26759.81 13週移動平均線
26686.04 均衡表基準線(週足)
26544.53 25日移動平均線
26478.77 ★日経平均株価13日終値
26457.18 6日移動平均線
26451.96 均衡表転換線(日足)
26208.01 ボリンジャー:-1σ(13週)
26199.58 ボリンジャー:-1σ(26週)
25999.51 ボリンジャー:-1σ(25日)
25771.22 新値三本足陰転値
25656.22 ボリンジャー:-2σ(13週)
25525.22 ボリンジャー:-2σ(26週)
25454.50 ボリンジャー:-2σ(25日)
25104.43 ボリンジャー:-3σ(13週)
24909.49 ボリンジャー:-3σ(25日)
ローソク足は小陽線で終了。陰線だった前日の胴体部分に本日の小陽線の胴体部分が収まる「陰の陽はらみ」を描いたほか、5日移動平均線が再び上向きに転じて足元の買い圧力の回復を示唆した。
25日線は計算起点の株価が明日14日から下降局面に入るため、下降角度は明日14日から縮小に向かうと予想され、売り圧力が徐々に後退する展開を期待できよう。ただ、本日高値は下降中の25日線に届かなかった。
一目均衡表で三役逆転状態が続いていることもあり、上値での根強い売り圧力も窺われた。
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