26日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、2万6700円(前日比109円高)引け。朝方は、25日の米国株高や前日の大幅続落(2日間で962円安)の反動で買いが先行した。伸び悩む場面もあったが、先物買いを交えて切り返した。昼休みの時間帯に香港ハンセン指数や中国・上海総合指数が高かったこともあり、上げ幅は一時200円を超えた。ただ、買い一巡後は引けにかけて上値が重くなった。
直近2日間で1000円弱下落しており、109円高(2万6700円)では物足りない。
市場では、「大幅続落後の戻りは力不足」とし、買い気の鈍さを指摘する向きもあった。
あす27日の日経平均株価、上値の重い展開か。
国内では主要企業の決算発表が始まり、内容を見極めたいとのムードが先行しよう。
「決算に大型連休、FOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、積極的には動けない」との声は多い。また、中国・北京市で25日、新型コロナウイルスの感染対策が強化され、上海市に続いてロックダウン(都市封鎖)が広がるとの警戒もくすぶっており、引き続き懸念要因として意識される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
28089.89 200日移動平均線
27908.42 ボリンジャー:+1σ(25日)
27752.28 26週移動平均線
27701.46 ボリンジャー:+1σ(13週)
27668.53 均衡表雲下限(週足)
27359.10 25日移動平均線
27321.45 均衡表基準線(日足)
27321.34 均衡表基準線(週足)
27082.95 75日移動平均線
27034.95 均衡表雲上限(日足)
27034.24 均衡表転換線(日足)
27025.36 6日移動平均線
26954.65 13週移動平均線
26809.78 ボリンジャー:-1σ(25日)
26700.11 ★日経平均株価26日終値
26634.07 ボリンジャー:-1σ(26週)
26510.28 均衡表転換線(週足)
26334.98 新値三本足陰転値
26260.46 ボリンジャー:-2σ(25日)
26207.85 ボリンジャー:-1σ(13週)
26132.16 均衡表雲下限(日足)
25711.14 ボリンジャー:-3σ(25日)
25515.86 ボリンジャー:-2σ(26週)
25461.04 ボリンジャー:-2σ(13週)
24714.24 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足は3日連続陰線を引いたほか、株価上方では5日移動平均線と25日線がともに下降を続けた。反面、パラボリックの陰転値(本日26514.84円)を上回って推移し、売りサイン点灯開始による下落基調の強まりを回避した格好。一目均衡表では株価は雲中にとどまった。転換線は上向きをキープしたが、遅行線は5月9日にかけて応当日株価の切り上げ局面が続くため弱気シグナルは増大方向にあり、地合い悪化リスクに留意が必要となろう。
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