2日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6900円-2万7400円を想定。
NYダウ平均は273ドル高の35405ドルで取引を終えた。米国株が3指数そろって3日続伸となっており、日本株もこの動きを素直に好感した買いが入ると予想する。
きのう1日の日経平均株価は、3日続伸となったものの、朝高後に上げ幅を縮小するなど、戻り待ちの売りを意識させられる動きだった。きのうまでの堅調な地合いや、現地1日の欧米株高を受け、買い先行のスタートが見込まれるが、戻り待ちの売りを吸収できるかが、ポイントとなりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の半ば(1日は114円93-95銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円47-51銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比135円高の2万7165円だった。
【好材料銘柄】
■アイロムグループ <2372>
今期経常を67%上方修正・17期ぶり最高益更新へ。
■ウィル <3241>
21年12月期の連結経常利益を従来予想の7億円→8億円(前の期は6.7億円)に13.8%上方修正し、増益率が5.2%増→19.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
■JMC <5704>
前期経常を2.7倍上方修正。
■ブラザー工業 <6448>
今期最終を9%上方修正・7期ぶり最高益、配当も4円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.11%にあたる550万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。
■アライドテレシスホールディングス <6835>
子会社アライドテレシスが提訴していた訴訟の和解成立に伴い、22年12月期に受取和解金86.1億円を特別利益に計上する。
■トレジャー・ファクトリー <3093>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.11%にあたる12万5000株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月2日から2月18日まで。
■三越伊勢丹ホールディングス <3099>
今期最終を2.3倍上方修正。
■サスメド <4263>
不眠障害治療用アプリケーションの製造販売承認を申請。
■キーエンス <6861>
4-12月期(3Q累計)経常が60%増益で着地・10-12月期も48%増益。
■メガチップス <6875>
発行済み株式数の4.6%にあたる107万0700株の自社株を消却する。消却予定日は2月7日。
■村田製作所 <6981>
今期税引き前を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
■プレミアグループ <7199>
今期最終を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額。
■アシックス <7936>
前期経常を16%上方修正。
■中京銀行 <8530>
4-12月期(3Q累計)経常は58%増益・通期計画を超過。
【主な経済指標・スケジュール】
2(水)
【国内】
1月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
ソニーG、三菱UFJ、デンソー、三井住友、ZHD、みずほ、アステラス薬、パナソニック、三菱電、豊田織機、エムスリー、豊通商、アイシン、JAL、空港ビル、双日、日本ハム、トヨタ紡織、川重、カシオ、ジェイテクト、豊田合、日電硝、カゴメ、日光電、ダイセル、ネットワン、宇部興、富士急、デクセリアルス、東京精、フジミインコ、セーレン、スカパーJ、プリマハム、三菱食品、ダイヘン、前田工繊、ジョイ本田、イリソ電子、ゼリア新薬、千代建、ティーガイア、コロプラ、太平洋、ノリタケ
【海外】
米1月ADP全米雇用リポート(22:15)
OPECプラス会合
《米決算発表》
メタ・プラットフォームズ、イーベイ、クアルコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
