上値の重い展開か。

 
日経平均は続落。前日比77円77銭安の2万3710円43銭で終えた。
円相場も朝方は1ドル=111円台前半と円高推移しており、本日の日経平均は131円安からスタートした。米国市場の流れを引き継いで半導体関連株が売られたほか、円高を嫌気して主力輸出株も軟調だった。ただ、円高進行が一服したこともあって、下値では押し目買いが入り下げ渋った。後場には先物売りに連れて再び弱含む場面があった。
 
さて、明日(12日)の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行懸念が継続する可能性があるうえに、週末に伴う持ち高調整の売りも想定されることから、日経平均株価は続落基調で上値の重い展開を予想する。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
24237.03  ボリンジャー:+2σ(26週)
24204.70  ボリンジャー:+3σ(25日)
23836.05  ボリンジャー:+2σ(13週)
23788.71  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
23710.43  ★日経平均株価11日終値
 
23555.74  6日移動平均線
23372.72  ボリンジャー:+1σ(25日)
23344.52  均衡表転換線(日足)
23260.73  ボリンジャー:+1σ(13週)
23035.91  均衡表基準線(日足)
22962.48  均衡表転換線(週足)
22956.73  25日移動平均線
22939.18  新値三本足陰転値
22790.62  ボリンジャー:+1σ(26週)
22685.41  13週移動平均線
22559.97  均衡表雲上限(日足)
22540.74  ボリンジャー:-1σ(25日)
22124.74  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
狭いレンジでの推移の中、辛うじて5日線で踏ん張りをみせており、陽線を形成している。ボリンジャーバンドでは+2σを下回ってきており、過熱感は和らいできている。
長期では1992年1月高値の2万3800円をクリアしたことから、目先的な達成感も意識されやすく、また、長期的にダブルトップも意識されやすいため、一先ず強弱感が対立しやすいところであろう。もう一段の調整を意識するとなると、節目の2万3500円のほか、一目均衡表の転換線辺りが底打ちポイントとなりそうだ。
 
週間形状ではバンドが拡大する中で+2σと+1σとのレンジ内で推移している。
下値を固めつつ、次のターゲットである1991年10月の戻り高値水準となる2万5000円台への意識が次第に強まる格好だろう。目先底を確認したいところである。
 
 
【信用規制・解除】
 (11日大引け後 発表分)
■レイ <4317>
東証が12日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次