22日の日経平均株価は、前日比97円69銭高の3万3451円83銭と3日ぶりに反発して取引を終えた。注目されていた米半導体大手エヌビディアの決算は、市場予想平均を上回ったが決算発表後の時間外取引で下落した。市場では「良好な決算内容が評価され、現地22日の取引では見直しの動きが期待される」との声が聞かれた。
24日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
23日は勤労感謝の日で現物市場が休場。本日22日の米国では、時間外で下落したエヌビディアが決算を受けてどういった反応を見せるかが注目される。国内半導体株はきょう先んじて売られており、エヌビディアが暴落するようなことにならない限り、改めての売り圧力は限定的だろう。
飛び石連休となることや、米国でのクリスマス商戦を占う「ブラックフライデー」の状況を確認したいとして、積極的な売買は限られそうだ。好業績銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。
また、7兆円超と見込まれる第2四半期末の配当支払いが今後本格化することから、配当再投資の買い期待が支えとなり、底堅く推移する場面も想定される。
今週の日経平均は週初に3万3800円台に乗せて33年ぶりの高値をつけているだけに、週間上昇(先週末17日の終値は3万3585円、22日終値は3万3451円)で終える展開に期待したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
34910.28 ボリンジャー:+3σ(13週)
34606.92 ボリンジャー:+3σ(26週)
34081.50 ボリンジャー:+2σ(25日)
34048.58 ボリンジャー:+2σ(13週)
33856.90 ボリンジャー:+2σ(26週)
33453.89 6日移動平均線
33451.83 ★日経平均株価22日終値
33186.88 ボリンジャー:+1σ(13週)
33106.87 ボリンジャー:+1σ(26週)
33103.36 ボリンジャー:+1σ(25日)
33050.85 均衡表転換線(日足)
32494.66 新値三本足陰転値
32356.85 26週移動平均線
32325.18 13週移動平均線
32196.93 75日移動平均線
32195.88 均衡表基準線(日足)
32170.57 均衡表転換線(週足)
32170.57 均衡表基準線(週足)
32125.22 25日移動平均線
32060.99 均衡表雲上限(日足)
安寄りから切り返し、ローソク足は下ヒゲのない「陽の寄り付き坊主」を描いて強い買い意欲を窺わせた。終値は5日移動平均線をわずかに上回ったが、5日線は下向きに転じ、ごく短期的な調整圧力の強まりを示唆している。
ただ、上向きの75日線直下には25日線が迫ってゴールデンクロスが接近しており、中長期ベースでは地合いは強気側に傾いているようだ。
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