18日の日経平均は続伸。場中はやや気迷いムードも見られたが、大引け間際に強い買いが入り、ほぼ高値圏で取引を終えた。東証1部の売買代金が2兆円を割り込むなど、商いが細っている点は警戒材料ではある。
きょうの上昇で5日線(2万3340円、18日時点)を上回っており、節目の2万3500円や8日の高値2万3591円も射程圏内に入ってきた。ここまで戻してきた以上は上述の水準を一気に超えておきたいところだ。
明日19日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
国内では、19年4-9月期決算が終了し、重要経済指標の発表も予定されておらず、手掛かり材料に乏しいなか、海外にらみの展開になる。
ただ、前週末15日に伝わった米中協議合意に向けた好意的な米高官発言は織り込んだ。米中首脳会談の日程はなお未定であり、第一段の合意署名にこぎつけるまでは戻りを試しにくい。
■テクニカル・ポイント(18日現在)
24769.49 ボリンジャー:+3σ(13週)
24354.14 ボリンジャー:+3σ(25日)
24307.18 ボリンジャー:+3σ(26週)
23931.32 ボリンジャー:+2σ(13週)
23855.75 ボリンジャー:+2σ(25日)
23520.01 新値三本足陽転値
23434.41 ボリンジャー:+2σ(26週)
23416.76 ★日経平均株価18日終値
23357.35 ボリンジャー:+1σ(25日)
23338.89 6日移動平均線
23326.63 均衡表転換線(日足)
23093.14 ボリンジャー:+1σ(13週)
22858.96 25日移動平均線
22561.65 ボリンジャー:+1σ(26週)
22449.99 均衡表基準線(日足)
22433.55 均衡表転換線(週足)
22360.56 ボリンジャー:-1σ(25日)
22254.96 13週移動平均線
21862.16 ボリンジャー:-2σ(25日)
ローソク足は陽線を引き、終値は上向きに転じた5日線上に復帰し、短期的な調整圧力が後退した格好。
一方で、一目均衡表の転換線と基準線が横ばいのほか、パラボリックが「売り」を継続しているため、上値追いには慎重な雰囲気も窺える。
RSI(14日ベース)は66.31%(先週末65.21%)と小幅上昇にとどまり、中立圏中央の50%圏への調整トレンド脱出を決定付けるほどの勢いはなかった。
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