30日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3400円-2万3700円を想定する。
シカゴ日経225先物からは2万3500円どころが意識される。すぐ下に25日線(2万3483円、29日時点)が控えていることから、2万3500円を下回るような場面では押し目買いが入ると考える。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半と小動き、円高が重しとなって日経平均の弱い動きが続いている。
トランプ大統領の一般教書演説やFOMCなどのイベント前で様子見姿勢は強まりやすく、安寄り後は、下値は堅いが上も重い動きが続くと予想する。
主力銘柄の18年3月期第3四半期(17年4-12月)の決算発表が相次ぐこともあり、決算内容を確認したいとして、様子見気分が広がる可能性もある。
29日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比75円安の2万3535円だった。
【好材料銘柄】
■東京エレクトロン デバイス <2760>
4-12月期(3Q累計)経常が4倍増益で着地・10-12月期も6倍増益。
■横河ブリッジホールディングス <5911>
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■寺岡製作所 <4987>
今期経常を24%上方修正、配当も1円増額。
■田岡化学工業 <4113>
4-12月期(3Q累計)経常が53%増益で着地・10-12月期も51%増益。
■ラクオリア創薬 <4579>
中国のZTE Biotech社と医薬品開発の合弁会社を設立。
■アール・エス・シー <4664>
セコム <9735> と警備業務や新サービスの創造で業務提携。
■ヒロセ通商 <7185>
4-12月期(3Q累計)経常が35%増益で着地・10-12月期も2.1倍増益。
■メドレックス <4586>
痙性麻痺治療貼付剤「CPN-101」の第1相臨床試験の追加試験で、事前に規定していた基準を満たした結果が得られた。今後はライセンス契約を結んでいるインド製薬会社Ciplaの米子会社と次ステップの臨床開発を進める。
【主な経済指標・スケジュール】
30(火)
12月失業率(8:30)
12月有効求人倍率(8:30)
12月家計調査(8:30)
12月商業動態統計(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
キヤノン、オリックス、大和証G、JR東日本、ヒューリック、積水化、HOYA、ヤクルト、M&A、野村不HD、日立化成、NRI、大日住薬、ガイシ、NEC、アルプス、アドバンテ、JR東海、ヤマトHD、NTTドコモ、東電力HD、オムロン、日清粉G、東エレク、OLC、ヒロセ電、村田製、ミスミG、SBI
【海外】
トランプ米大統領が一般教書演説
FOMC(~1/31)
11月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米1月消費者信頼感指数(1/31 0:00)
《米決算発表》
マクドナルド、ペンテア、ニューコア、ファイザー、ハーレーダビッドソン、コーニング、ジュニパーネットワークス、イルミナ、エレクトロニック・アーツ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
