上伸、NYダウ上昇を受け買い先行

【寄り付き概況】

 
12日の日経平均株価は4日続伸して始まった。始値は前日比76円10銭高の2万9287円74銭。上げ幅は一時150円を超えた。
 
11日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、過去最高値を更新した。S&P500種株価指数も1カ月ぶりに過去最高値を更新したほか、米長期金利上昇に対する過度な警戒感が和らぎ、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反発。運用リスクを取りやすい雰囲気が広がるなか、きょうの東京株式市場では半導体関連株が総じて上昇している。
 
欧州中央銀行(ECB)が11日の理事会で、国債など資産買い入れのペースを加速すると決めたことも、米国を中心に広がっていた金利上昇への過度な警戒感を和らげ、投資家心理を支えている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに一時下げに転じる場面もあるなど、上値が重い。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、13業種が高く、値上がり上位は電気機器、金属製品、石油、情報・通信など。値値下がり上位に空運、陸運、保険、海運など。
 
個別では、SUMCOや東エレク、スクリンなど半導体関連銘柄が高い。ソフトバンクGやソニー、エムスリー、オムロンも上げている。
 
一方、三越伊勢丹や丸井G、高島屋など小売りの一角が安い。ファストリ、コンコルディ、新生銀、静岡銀も軟調。トヨタ、東京海上はさえない。
 

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