一進一退の展開か

今週は軟調となった。
新型肺炎の被害拡大に関するニュースが世界各国で報じられる中、日経平均は週初から大幅安となり、その後も売りに押された。決算発表本格化を受けて、個別の値動きも大きくなった、業績が良い銘柄は利益確定売りに押され、悪い銘柄はたたき売られるといった動きも見られた。
30日には400円を超える下落で今年の安値を更新し、2万3000円も割り込んだ。
一方、米国株が強い上昇を見せたことで押し目では買いも入った。
日経平均は週間では622円の下落。週足では2週連続で陰線を形成した。
 
 
31日の日経平均は反発。227円43銭高の2万3205円18銭(出来高概算13億7000万株)で取引を終えた。30日の米国市場では、世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言したことから軟調推移が続いていたが、移動や貿易は制限しなかったことで、引けにかけて切り返す展開だった。
 
日経平均は前場半ばには一時2万3421円59銭まで上げ幅を広げる局面もみられた。その後は週末要因もあって上げ幅を縮めたが、75日線レベルでのこう着が続いた。
 
 
さて、来週は一進一退の展開か。
2月相場に突入するが、引き続き新型肺炎に関するニュースに神経質となるだろう。
国内では決算発表が多い一方、海外はやや材料が少ない上に、週末に米国の雇用統計を控えて様子見姿勢も強まりやすいタイミング。
上げ下げは新型肺炎次第という傾向がより一層強まりそうだ。春節休場明けで中国市場の再開も見込まれる。再開後もしばらくは中国株の動向に振らされるだろう。
一方で、米国株の堅調が続いていることは下支え材料となる。上値は追いづらい一方で、大きく崩れるようなら押し目買いが入ると期待でき、全体としては方向感に欠ける地合いが続くと予想する。
 
 
■テクニカル・ポイント(31日現在)
 
23682.77  25日移動平均線
23593.43  13週移動平均線
23560.65  均衡表雲上限(日足)
23504.45  均衡表転換線(週足)
23504.45  均衡表基準線(日足)
23487.35  均衡表転換線(日足)
23366.78  ボリンジャー:-1σ(25日)
23324.79  6日移動平均線
23312.18  75日移動平均線
23280.54  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
23205.18  ★日経平均株価31日終値
 
23050.78  ボリンジャー:-2σ(25日)
22967.65  ボリンジャー:-2σ(13週)
22734.79  ボリンジャー:-3σ(25日)
22700.00  均衡表雲下限(日足)
22654.76  ボリンジャー:-3σ(13週)
22605.07  26週移動平均線
22113.36  均衡表基準線(週足)
22084.18  200日移動平均線
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21445.03  ボリンジャー:-1σ(26週)
21101.88  均衡表雲下限(週足)
20284.99  ボリンジャー:-2σ(26週)
19124.95  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次