一進一退の展開か

26日の東京株式市場は強弱観が対立、売り買い交錯のなか日経平均株価は前日終値を挟んで一進一退の展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円-2万7800円を想定。

前日の米国株市場では主要株価指数が狭いゾーンでのもみ合いで高安まちまちの展開となり、NYダウは反発したものの、ナスダック総合株価指数はマイナス圏で着地した。
あすのFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見にマーケットの関心が高い。これを見極めたいとの思惑から売り買いともにポジションを一方向に傾ける動きは見られず、方向感に乏しい地合いだった。
東京株式市場でもこの流れを引き継ぎそうだ。ただ、前日に日経平均は8日ぶりに反落となったものの、押し目買いニーズも旺盛で下値抵抗力を発揮して下げ幅は200円強にとどまった。

為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の半ば(25日は136円40-41銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=139円台の半ば(同139円02-06銭)と円安方向に振れている。
いったん円を買い戻す動きが顕在化した外国為替市場でも、きょうは再び円安方向に振れていることで、輸出セクター中心に追い風となりやすい。個別には徐々に本格化する企業の決算発表を横目に好決算銘柄に対するマーケットの視線が集まりやすいだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比55円高の2万7755円だった。

【好材料銘柄】

■Abalance <3856> 
8月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。

■Eストアー <4304> 
アパレル事業を展開する志風音の株式を取得し子会社化する。

■ダブル・スコープ <6619> 
上期経常を2.7倍上方修正・6期ぶり最高益、通期も増額。

■KOA <6999> 
上期経常を一転43%増益に上方修正・22期ぶり最高益、通期も増額、配当も10円増額。

■エリアリンク <8914> 
上期経常を一転19%増益に上方修正、通期も増額、配当も14円増額。

■神戸物産 <3038> 
6月の売上高は前年同期比14.9%増、営業利益は同20.3%増。

■CIJ <4826> 
前期経常を一転15%増益に上方修正。

■ファンペップ <4881> 
機能性ペプチド「SR-0379」の第3相臨床試験における被験者登録が完了。

■インソース <6200> 
今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ。

■アンビスホールディングス <7071> 
今期最終を20%上方修正・最高益予想を上乗せ。

【主な経済指標・スケジュール】

26(火)
【国内】
日銀金融政策決定会合議事要旨(6/16~17開催分)
40年国債入札
《決算発表》
キヤノン、シマノ、オムロン、日東電、カプコン、マキタ、日清粉G、富通ゼネ、トプコン、日新電、コメリ、帝国ホテル、信越ポリ、栄研化、日本エスコン

【海外】
FOMC(~7/27)
米5月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米7月消費者信頼感指数(23:00)
米6月新築住宅販売(23:00)
米5年国債入札
《米決算発表》
アルファベット、マイクロソフト、ゼネラルモーターズ、マクドナルド、スリーエム、ゼネラル・エレクトリック、コカコーラ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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