一進一退の展開か

 
 
17日の日経平均株価は、強含みながらも上値は重く一進一退の展開が予想される。
日経平均株価の予想レンジは、2万6650円-2万6900円。
米国株はまちまち。NYダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は44ドル安の30154ドルで取引を終えた。FOMCの結果、特段サプライズはなかったといえ、これを受けた米国株の反応も落ち着いたものとなった。
日経平均株価は、足元では、2万6800円台が上値の壁となる格好が続いているが、買い手掛かりに乏しいこともあり、積極的に買い進む動きは限られそう。
一方で、堅調な地合いが継続していることや、ナスダック総合指数が史上最高値を更新していることを背景に、売り崩す動きにはつながりづらそう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の半ば(16日終値は103円44-45銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同125円72-76銭)とやや円安方向にある。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比85円高の2万6755円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■フォーシーズホールディングス <3726>
子会社HACCPジャパンが提供する亜塩素酸水「クロラス除菌ウォーター」について、NSFエンゲージメントと売買基本契約を締結。また、希釈液を製造するための工場を開設。
 
■フライトホールディングス <3753>
マイナンバーカードの読み取りに対応した新次世代型マルチ決済装置「Incredist Premium 2」の量産を開始。来年1月に販売開始予定。
 
■キャピタル・アセット・プランニング <3965>
東証が23日付で市場1部に指定する。また、ソニー生命保険向けメッセンジャーアプリ「C-SAAF Communication」をリリース。
 
■塩野義製薬 <4507>
新型コロナウイルス感染症ワクチンの第1/2相臨床試験を開始。
 
■三菱マテリアル <5711>
今期最終を一転して損益トントンに上方修正。
 
■燦キャピタルマネージメント <2134>
UV光触媒空気清浄機を製造するドゥエルアソシエイツと業務提携。
 
■ビーグリー <3981>
株主優待制度を拡充。100株以上1000株未満保有株主に贈呈する「まんが王国専用図書券」のポイント数を1万ポイントに増やす。現行は100株以上500株未満保有で1000ポイント、500株以上1000株未満保有5000ポイントの贈呈。
 
■ニッパツ <5991>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.38%にあたる555万9000株(金額で40億8586万5000円)を上限に、12月17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■システム・ロケーション <2480>
自動車関連コンテンツ開発などを手掛ける韓国・バリューアブルが実施する第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化する。
 
■日本サード・パーティ <2488>
アースアイズと医療・介護分野におけるソリューション開発などで資本業務提携。
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
17(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~12/18)
 
【海外】
英国金融政策発表
米11月住宅着工件数(22:30)
米12月フィラデルフィア連銀景気指数(22:30)
《米決算発表》
フェデックス、アクセンチュア、ゼネラル・ミルズ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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