18日の日経平均株価は、一進一退の展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6600円-2万6900円。
前日の米国株市場では主要株価指数が揃って上昇、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数いずれも過去最高値を更新するなどリスクオンの流れが続いている。
新型コロナウイルスの感染拡大は続いているものの、ワクチン普及への思惑や追加経済対策への期待、またFRBの大規模緩和政策の継続姿勢が買い安心感を与えている。東京株式市場でもこの流れを引き継ぎ主力株はじめ買いが優勢となりそうだ。
ただ、手がかり材料難のなか、週末要因から利益確定売りに押され、方向感に乏しい動きとなることも想定される。2万7000円近辺は売りポジションが厚く、上値の重さが意識されている。
為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台前半(17日終値は103円18-19銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円21-25銭)と小動き。現地17日の米国為替市場では、一時1ドル=102円台の後半を付けたこともあり、対ドルでの円高が警戒され、株価の重しとなる場面もありそう。輸出セクターを中心に警戒材料となるだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所終値比20円安の2万6750円だった。
【好材料銘柄】
■イメージ ワン <2667>
ダナフォームとの新型コロナウイルス検査運用システム(旧称:ドライブスルー方式による新型コロナウイルスPCR検査)の開発が完了。
■コスモ・バイオ <3386>
今期配当を16円増額修正。
■フィックスターズ <3687>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.21%にあたる40万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月18日から21年9月30日まで。
■カヤック <3904>
今期経常を30%上方修正。
■アクシス <4012>
今期経常を27%上方修正。
■メドレックス <4586>
「経皮吸収剤デリバリーデバイス及びその製造方法」に関する中国特許査定を取得。
■佐鳥電機 <7420>
上期経常を一転黒字に上方修正。
■BASE <4477>
ネットショップ作成サービス「BASE」がHamee <3134> のクラウド型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」とサービス連携し、拡張機能「ネクストエンジン App」を提供開始。複数のネットショップを一元管理して業務を効率化する。
■双葉電子工業 <6986>
ソフトバンク <9434> と産業向けドローンを共同開発。LTEとセンチメートル級の高精度測位に対応した国産ドローンを開発する。
■ピープル <7865>
未定だった今期配当を50~60円に修正。
【主な経済指標・スケジュール】
18(金)
【国内】
黒田日銀総裁会見
11月全国消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
CAICA
【海外】
独12月Ifo景況感指数(18:00)
米7-9月期経常収支(22:30)
《米決算発表》
ナイキ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
